JUJUが「人生初」一発撮り 紅白歌唱で再注目「やさしさで溢れるように」

[ 2021年1月8日 04:00 ]

THE FIRST TAKEで一発撮りの歌唱に初挑戦したJUJU
Photo By 提供写真

 歌手のJUJU(年齢非公表)が一発勝負で歌を収録するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE(ファーストテイク)」に初挑戦した。歌唱曲は昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で披露した「やさしさで溢(あふ)れるように」。発売から12年、紅白を機に音楽チャートで急上昇しており、ファーストテイクでさらに勢いが増しそうだ。

 「歌の力」に注目が集まった紅白でその実力をいかんなく発揮したディーバが挑んだ、緊張感あふれる一発撮りの歌唱。収録には「やさしさ…」をプロデュースした亀田誠治氏(56)がベース、レコーディングメンバーだった斎藤有太氏(52)がピアノで参加。両氏の演奏とボーカルという特別バージョンを披露した。

 JUJUは「1回だけ歌ってくださいと言われることは人生で初めてですし、亀田さんと斎藤さんと3人編成というのも初めてだったので、緊張はありつつとてもぜいたくな時間をいただいた」と感想。8日午後10時に公開される。

 紅白初出場で大きな転機を迎えそうだ。09年に発売された同曲は、オリコンの4日付デジタル週間ランキングで200位圏外から49位に急浮上。同曲が収録されているベスト盤「YOUR STORY」(昨年4月発売)も、同日付の週間アルバムチャートで100位圏外から45位に浮上した。

 紅白では、番組制作チームが最も力を入れた第2部の序盤に登場し、連続テレビ小説「エール」の企画につなげた。「微力ながらも歌詞の中にもある通り“あなたを包むすべてがやさしさで溢れますように”という願いを心を込めて歌わせていただきました」。日本全国を感動に包んだ歌が再び鳴り響く。

 ▽THE FIRST TAKE ミュージシャンが一発撮りでパフォーマンスした動画を定期的に公開しているYouTubeチャンネル。2019年11月開設。チャンネル登録者数は316万人。昨年の紅白歌合戦に初出場したYOASOBIやmiletらの歌唱が話題となり、全国区の人気に押し上げた。動画の総再生回数は約6億7000万回で、最も視聴されたのは19年12月公開のLiSAの「紅蓮華」で約9400万回。

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2021年1月8日のニュース