佐藤ゆみ どんな状況でも最善を、スポーツビジネスの最新トレンド発信

[ 2021年1月3日 05:30 ]

「スポニチニュース」日曜パーソナリティーを務める佐藤ゆみ
Photo By 提供写真

 音声プラットフォーム「Voicy(ボイシー)」で配信中のスポニチニュース、各曜日の担当パーソナリティーが2020年を振り返ります。第6回は日曜日担当・佐藤ゆみさん。

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 第3期スポニチニュースのパーソナリティーでただ一人のビジネスパーソンが佐藤だ。平日は市場コンサルタントとして活躍し、週末は大好きなスポーツやエンターテインメントの話題を発信する。聞かせどころは仕事の知見も最大限に活用しながら伝える、スポーツビジネスの最新のトレンド。そのアンテナの張り巡らせ方は業界関係者からの反響もあるほどで、スポニチニュースに新しい風を吹かせている。

 「ただスポーツのニュースを伝えるだけではなく、聞いてためになるようなことを話そうと努めています。毎週多くのリスナーの方々に10分間を割いていただいているので、その分、何かお返しをしなくてはと考えています」

 ラジオの大ファンで、学生時代は仲間を増やそうと友人たちにその面白さを日々熱心に触れ回っていた。運命を感じたのが高校3年生だった2013年、オリンピックの東京大会招致の決定だった。「中学生の頃からの夢が“オリンピックに関わる仕事をする”ことでした。東京五輪が決まったことで、夢への思いがどんどん膨らみました」。大学ではフットサル部のマネジャーを務め、J1チームのインターンも経験。それらすべてが、2020年に向けたスポーツマネジメント修業の一環だった。

 ところが7年後、社会人になって迎えた20年。夢だった東京五輪・パラリンピックは開かれることはなかった。新型コロナウイルスという災厄、それまでとは一変してしまった世界。躍動と感動を伝えるはずだったスポニチニュースでも、新型コロナの感染予防と対策に追われるスポーツ界の動向を、慎重に情報を見極めながら伝え続けた。「私自身、いち生活者として不確かな情報に戸惑ったり不安を覚えました。パーソナリティーとしては伝える立場です。事実と異なることは伝えられないので、自信がなかったりよく知らないことはよく調べてから話すように心がけました」。リスナーに発信することの責任の重さをかみしめ、悪い状況でも最善を尽くすことだけを実践しつづけた1年間だった。

 年が明けて2021年。東京五輪・パラリンピックは1年間の延期を経て、自らの誕生月でもある7月に開催が予定されている。「本当は2020年の東京五輪を最後にスポーツへの夢に区切りをつけようと思っていたのですが…。自分の中でもまだ未練があるので、声でスポーツに関わるチャンスがあればうれしいです」。暗闇のトンネルの出口にかすかに射してきた光。どんな逆風にも消えることのないオリンピックの灯火が、佐藤の行く道を今また照らしている。

 ◆佐藤 ゆみ(さとう・ゆみ)1995年(平7)7月1日、大阪出身。大学では体育会フットサル部でマネジャーを務め、J1チームでインターンを経験。趣味はカフェ巡り、お笑い観賞、スポーツ観戦、ラジオを聞くこと。

 ▽スポニチニュースを聴く方法
 ボイシーのスマホアプリ、またはPCのウェブサイトにて無料で聴くことができます。https://voicy.jp/channel/617

 グーグルのスマートスピーカーでも聴くことができます。スピーカーに「スポーツのニュースを聞かせて」と呼びかけてみてください。

 ▽第4期パーソナリティ―募集中
 Voicyで聞けるスポニチニュース、毎日新聞など5チャンネルは現在、21年度のパーソナリティー選考を実施中。オーディションサイトはこちら。https://event.voicy.jp/audition2021

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2021年1月3日のニュース