高橋一生「感慨深い」NHK「岸辺露伴は動かない」第1話 相棒は飯豊まりえ 一究役はテセウスみきお少年

[ 2020年12月28日 14:45 ]

「岸辺露伴は動かない」の主演を務める高橋一生(C)NHK
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 荒木飛呂彦氏(60)の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第4部「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物、漫画家・岸辺露伴を中心に展開されるスピンオフ作品をドラマ化したNHK「岸辺露伴は動かない」が28日(後10・00~10・48)から3夜連続で放送される。

 主演は露伴のファンという高橋一生(40)。露伴は相手を「本」にし、その生い立ちや秘密を知り、さらに書き込みを行って指示を与える特殊能力を持つ。露伴の相棒となる大手出版社「集明社」の女性編集者・泉京香を飯豊まりえ(22)が演じる。

 第1話は「富豪村」。周囲から隔絶された山奥に豪邸が11軒ある富豪村。所有者はいずれも各界で成功した大富豪ばかりで、いずれも20代。この村の土地を所有してから成功しているという。ただし、条件をクリアしないと買うことが許されないらしい。ことの真偽を確かめるべく、露伴(高橋)は、新人の担当編集・泉京香(飯豊)と共に富豪村に赴く。そこで課されたのは奇妙な試験だった。それは「マナー」。マナーに寛容はない。「正しい」か「正しくない」か。マナー1つを守れば成功に近づくが、1つ破れば大切なものを一つ失っていく…。

 第1話ゲストは、今年1月期のTBS日曜劇場「テセウスの船」で主人公(竹内涼真)らを翻弄する加藤みきお少年を“怪演”し、反響を呼んだ子役の柴崎楓雅(ふうが=12)。露伴たちにマナーの試験を課す富豪村の案内役・一究を演じる。

 ▼高橋一生 高校生の時から好きだった“露伴ちゃん”を演じることができる日が来るとは思っていなかったので、感慨深かったです。撮影では、原作漫画のコマとコマの間にある動きの連続性のようなものを、どれだけ肉体で表現することができるかということを意識していました。これまでのお芝居ではなかった作業で、俳優としてとても楽しい時間でした。露伴のコスチュームのデザインやディテールに至るまで、スタッフの方々と何度も話し合って作り上げていくことができたことは本当に幸福でした。

 ▼飯豊まりえ 今回、大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」から派生した「岸辺露伴は動かない」のドラマ化ということで、とても楽しんで撮影させていただきました。高橋一生さん演じる岸辺露伴のセリフ一つ一つがお洒落で文学的でもあり、相棒となる女性編集者・泉京香との長回しの会話劇も是非お楽しみいただけたら、うれしいです。本当にこの作品に参加させていただけたこと、心から感謝しています。

 ▼柴崎楓雅 僕の演じた一究はマナーに厳しい少年なので、撮影前にマナー指導の先生の下、お話に出てくる立ち居振る舞い方を学びました。台詞を言いながら、きちんとした動きを取るのは難しく、ティーカップを運ぶシーンは特に緊張しました。隙のない一究ですが、露伴さんに出逢い、思いもよらない行動を取ってしまうので、楽しみにしていただたらと思います。また、衣装やメイクも採寸から始まりスタイリストさんメイクさんのこだわりの詰まった僕も大好きなスタイリングなので、そちらも是非注目して見ていただけたら、うれしいです。

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