加藤シゲアキ 直木賞候補に「何かのドッキリかなと」 6作目突入で「読者を信用できるようにも」

[ 2020年12月18日 11:54 ]

「NEWS」加藤シゲアキ
Photo By スポニチ

 ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキ(33)が18日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)にVTR出演。小説「オルタネート」が第164回直木賞(日本文学振興会主催)の候補作に選出されたことに思いを語った。

 まずは率直な心境として「『マジすか!?』って言いましたもん。エイプリルフールかなとか、何かのドッキリかなとか」と、驚いたという加藤。1作目発表から8年、自身6作目の小説での直木賞ノミネートとなった。

 2012年に「ピンクとグレー」で作家デビュー。当時を「暇だったんです。その時、本当に暇だったんですよ。自分が何者でもないっていう不安があったので『今、何かに夢中になれるものってなんだろう。燃え尽きるように向き合えるものってなんだろう』って考えた時に小説を書こうって思ったんですよね」と振り返った。

 今回の「オルタネート」は高校生の青春がテーマだが、これまでは「恋愛を書くっていうことに抵抗があったんです」という。理由を「僕がテレビに出る側の人間ということもあって自分が意図していないところを感じ取られるのは当時はすごく嫌だったんです」と打ち明けた。

 それでも6作目に突入し「読者を信用できるようにもなりましたし、作家としていくらか余裕も出てきたところがあって、青春群像劇、恋愛、高校生っていう、ちょっと照れくさいようなテーマを今こそ向き合うべきかなと思いました」と告白。

 来年1月20日に選考会を控えるが「ノミネートされただけで十分だと思っています」と充実の表情で「謙虚な気持ちで当日まで過ごしたいなと思ってます」と前向きに語った。

続きを表示

2020年12月18日のニュース