加藤シゲアキ 執筆の契機は11年山下&錦戸のNEWS脱退、過激描写にも挑戦

[ 2020年12月18日 05:00 ]

「NEWS」加藤シゲアキ ジャニーズ初の直木賞ノミネート

直木賞にノミネートされ著書「オルタネート」を手に笑顔を見せる加藤シゲアキ(撮影・西尾 大助)
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 加藤は子供のころから文章を書くことが好きで「25歳までに小説を書く」と決めていたという。執筆の契機は、2011年に起きた山下智久(35)と錦戸亮(36)のNEWS脱退。グループでの仕事が減少した時期に「混沌(こんとん)として時間だけがあった。その中で個人としてできることを考えた」とグループから離れて、個性を確立するためでもあった。

 1作目「ピンクとグレー」は芸能界を舞台に2人の青年の成功と挫折を描き、映画化された。翻訳版は台湾や香港でも出版されている。その後「閃光(せんこう)スクランブル」「傘をもたない蟻(あり)たちは」など作品を発表。初期には芸能界を舞台とした加藤ならではの作品が多かったが、過激な性描写にも挑戦するなど年々幅を広げている。

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