野々村友紀子氏「完璧」目指しすぎた家事と育児 過労で意識なくなり…救急搬送時に「瞳孔開いてます」

[ 2020年12月15日 12:48 ]

「2丁拳銃」の川谷修士
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 お笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士(46)と、妻で放送作家、コメンテーターの野々村友紀子氏(46)夫妻が7日深夜放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(月曜深夜0・15)に出演。家事が原因で陥った離婚の危機を、148項目のチェックリストを用いることで乗り切ったことを明かした。

 2人はNSC(吉本総合芸能学院)の先輩・後輩として知り合い、3年の交際を経て、2002年に結婚。06年に長女、08年に次女が誕生している。

 「今は本当に夫婦円満」という夫妻だが、結婚してしばらくは、家事が原因でけんかをすることもしばしば。野々村氏のイライラ生活が続いたある日、大ゲンカで離婚寸前の状態に。「この時、本当に離婚しようと思っていたんです。たまってたんですよ、すごく不満が」と野々村氏。それでも、状況は変わることなく、結婚6年目で次女が生まれた08年、野々村氏が育児中に倒れて救急搬送された。

 野々村氏は「完全にキャパオーバーなんです。育児の寝不足が続きまして、家事、育児、仕事の過労のストレスがたまってめまいがして。ぐるぐるぐるって天井が回りだして、立てなくなった。ある日突然、倒れた。意識がなくなってしまったんです」と、何の前触れもなく、倒れたことを告白。駆けつけた救急隊員からは「奥さんの瞳孔が開いてます」との言葉がかかったほどの危機的状況だったという。

 倒れた時、在宅中だったという川谷は「いろんな気持ちがガっと来て、『なんでやねん!』って言うてましたね」と回顧。「『俺、やってるやん!』っていうのもあったし、『家事、そんなに追い込んでないやん!』みたいな気持ちもあった」と当時の心境を振り返った。

 ただ、この事態は「私のしくじりでもある」と野々村氏。それまでは家事を完璧に一人でこなそうとしていたといい、「完璧っていうのは長続きしない。自分で自分に優しくすることが大事なんだなと、倒れた時によく分かりました」としみじみ。ただ、その後も、川谷側は「俺が変わらなアカン、やれる時は手伝おう」と、家事への意欲はあるものの、実際にやる内容に変化はなかったという。

 そこで、野々村氏は夫が「家事の全体図がまったく見えていない」ことに気づき、結婚16年目で、148項目の家事・育児リストをチェックさせることに(現状は211項目に増加)。「家事をやっているという自負があった」川谷がチェックできた項目はわずか8個。この結果に、川谷は「自分でイクメンって言うてたくせに全然やってへんやん、恥ずっ!」とがく然。その後、気持ちに変化があったようで、積極的に参加するようになったという。

 川谷は「夫がやりすぎだと思うぐらいで、やっと(夫婦の分担は)5対5になると思う」。野々村氏は「これ(家事チェックリスト)を出してから本当にケンカがなくなったんです。今は本当に夫婦円満なので、ありがとうございます」と笑顔を見せた。

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2020年12月15日のニュース