藤井聡太2冠 王将戦挑戦者決定リーグ3連勝で巻き返しも降格決定

[ 2020年11月20日 19:26 ]

<王将戦挑戦者決定リーグ戦>通算200勝を達成した藤井聡太2冠は感想戦で対局を振り返る(撮影・沢田 明徳)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で渡辺明王将(36)の対戦者を決める挑戦者決定リーグ一斉最終対局は20日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、藤井聡太2冠(18)が木村一基九段(47)を破って3勝3敗とした。

 しかし、直後に広瀬章人八段(33)が永瀬拓矢王座(28)から白星をあげて3勝3敗で並び、シード順で藤井2冠がリーグ降格となった。

 ▼藤井2冠 (戦型は)矢倉の予定だったが、歩損をしてしまって忙しい形になってしまったのかなと思っていた。最後は何とか攻めをつなぐことができた。(リーグ陥落については)3連敗した時点でかなり厳しいと、自力がなかったので、しょうがないかなと思っている。(通算200勝は)まったく気付いていなかったが、これからも実力を高めて、積み上げていけるようにしたい。(今期は)挑戦権にまったくからめなかったのは残念ですが、また来年実力をつけてしっかり頑張りたい。(来期に向けて)今期は内容的にも自分の課題がでた場面が多かったと思うのでそこを修正して臨みたいと思う。

 ▼木村九段 ちょっと仕掛けられて苦しくしちゃったかなとは思った。ちょっと迫られっぱなしで面白くない内容になってしまった。お恥ずかしい限りですが、ちょっと内容の良くない、終盤まで競ることもあまりなかったので不本意な内容になった。(来期は)また勉強し直して出直して臨みたいと思う。

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