王将戦挑戦者決定L 藤井2冠―永瀬王座、木村九段―佐藤九段が始まる

[ 2020年10月26日 10:18 ]

<王将戦挑戦者決定リーグ戦>駒を並べる藤井2冠(撮影・吉田 剛)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負(来年1月開幕予定)で渡辺明王将(36)の対戦相手を決める挑戦者決定リーグは26日、東京都渋谷区の将棋会館で藤井聡太2冠(18)―永瀬拓矢王座(28)、木村一基九段(47)―佐藤天彦九段(32)の2局が午前10時に始まった。

 これまでの各棋士のリーグ成績は藤井0勝2敗、永瀬2勝0敗、木村0勝2敗、佐藤0勝3敗。佐藤はすでに挑戦者争いから脱落している。

 先後は抽選で決まっており、先手は藤井と木村。藤井は開始の礼からちょうど30秒後に初手7六歩と角道を開けた。永瀬は3四歩と応え、12手目で四間飛車に。持ち時間は各4時間、正午から40分間の休憩を挟み、終局は夜になる見込み。

 藤井―永瀬戦は過去藤井の2勝0敗(未放映対局を除く)。3年前から練習将棋仲間として棋力を高め合う2人だが、6月には棋聖戦、王位戦のいずれも挑戦者決定戦で対決し、ともに藤井が勝っている。

 現在0勝2敗の藤井は残り4局中、1敗した時点で挑戦権獲得が不可能となる瀬戸際にいる。

 木村―佐藤戦はともに予選からの勝ち上がりで、リーグ初勝利を目指す。先手の木村は2六歩。佐藤の応手は3四歩だった。

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