「極楽」加藤浩次、肺炎の疑いで入院…コロナ陰性も症状治まらず レギュラー生番組は当面休養

[ 2020年10月14日 05:30 ]

肺炎の疑いで入院した極楽とんぼ・加藤
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 9日に発熱し、PCR検査を受けていた極楽とんぼの加藤浩次(51)が、肺炎の疑いで12日に入院したことを13日、個人事務所が発表した。入院の期間は1~2週間の予定で、生放送のレギュラー番組は当面休む。

 加藤は9日に体調不良のため、司会を務める日本テレビ「スッキリ」の生放送を欠席。PCR検査を受け、11日に新型コロナウイルス陰性と判定された。事務所によるとその後も微熱や関節炎、食欲不振や倦怠(けんたい)感が治まらず、12日に再度PCR検査を受診したという。2度目の検査結果も陰性だったが、肺炎の疑いがあるとの診断を受け、治療のため入院した。なお、加藤の家族、周囲の関係者の中で、現在、体調不良者がいるとの報告は受けていないとしている。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は加藤について「2度のPCR検査で陰性ということは、コロナ感染の可能性はほぼゼロと言っていい」としつつ「コロナでなくても、肺炎は侮れない、怖い病気。しっかりした治療が必要」と話した。

 肺炎は、厚労省がまとめた2019年の日本人の死因で5位。誤嚥(ごえん)性の肺炎を含めると、老衰を上回って3位となる。肺炎の主な症状は風邪と似ていて発熱、せき、たんなどだが、呼吸困難になるなど重症化し、主に高齢者が死に至るケースがある。

 肺炎の予防は「とにかくうがいと手洗いを徹底すること」。また、冬場は乾燥を防ぐため、さまざまな病気予防に加湿器が有効としたが、中原氏は「機器を清潔に保たないと増殖した細菌が(蒸気に入り、口や鼻で長時間吸い込むことで)肺炎を引き起こす可能性もある」と指摘する。加湿器に使う水はミネラルウオーターより、塩素が入っている水道水が菌の増殖を抑えるとしてよいといわれる。中原氏は「誤嚥を引き起こさないように気をつけて。うがいも慎重に」と呼び掛けた。

 ○…「スッキリ」は加藤の代役を置かずに、水卜麻美アナウンサー(33)、ハリセンボンの近藤春菜(37)らレギュラー陣が留守を守っている。春菜は「とにかくお大事にしていただいて、本調子になったらまた吠えていただきたい」と気遣った。

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2020年10月14日のニュース