椎名桔平 名探偵役に挑戦 “奇才”と初タッグ「未経験分野にチャレンジ」

[ 2020年9月30日 04:00 ]

殺人事件の謎を解き明かす名探偵役を演じる椎名桔平(撮影・会津 智海)
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 俳優の椎名桔平(56)が英作家アガサ・クリスティの名作の舞台版「オリエント急行殺人事件」(12月8~27日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)で名探偵ポアロを演じる。「閉塞感のある時代にエンターテインメントの明るさや希望を少しでもお伝えできれば」と意欲を見せている。

 映画版でもおなじみの同作は、立ち往生した豪華寝台列車を舞台に密室で起きた殺人事件の謎を、乗り合わせたポアロが解き明かす物語。演出は“演劇界の奇才”河原雅彦氏(51)で、椎名とは初タッグ。河原氏による昨年の同舞台を観劇したといい「舞台美術や音楽は非常に新しく感じた」と話した。

 椎名は2年前、舞台「レインマン」に出演。「俳優修業のような意味合いを持っていた」という作品で難役を演じきり「一区切り付いて、新たな趣の作品をやってみたいと思った」時に今回のオファーが舞い込んだという。「僕は推理力があまりない人間で、自信もない」というが「経験値を生かすものばかりではためにならない。未経験分野にチャレンジしよう」と、さらなる高みを目指して出演を決めた。「約80年前の話を今どのように演じるか意識しながら、皆で考えていきたい」と意気込んだ。

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2020年9月30日のニュース