吉永小百合主演映画 撮影現場会見で取材陣86人をPCR検査

[ 2020年9月11日 13:41 ]

<映画「いのちの停車場」撮影現場会見>ソーシャルディスタンスを保ちながらの会見(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 吉永小百合(75)主演の映画「いのちの停車場」(成島出監督)の撮影現場会見が11日午後、東映東京撮影所(練馬区東大泉)で開かれ、開始前に取材希望者全員がPCR検査を受けた。

 芸能イベントの記者会見では異例といえる新型コロナウイルス感染防止策。取材陣は事前申請と当日のPCR検査が義務づけられ、記者会見開始予定時刻の2~3時間前から段階的に分かれて集合した。

 撮影所がある練馬区の医療機関ではなく、総合川崎臨港病院(神奈川県)の医療スタッフが撮影所まで”出張”。「精度を高めるため」との理由から綿棒を鼻から挿入する検査を2度繰り返し、結果判定までは30分から1時間弱。38社のメディア計86人全員が「陰性」だった。

 医療映画らしい措置。PCR検査は自主的に受けた場合は費用が4万円ほどかかるとされる。

 映画は、吉永が在宅医療に従事する医師を主演し、終末期患者やその家族と真摯に向き合う姿を描く。吉永は映画122作品目にして初めて医師を演じる。「メスとかいろんなものを持つのも初めてなので、もっと勉強して気を引き締めてやろうと思います」と抱負。

 「コロナ禍になる前の企画ですが、命の大切さ、命のしまい方を真っ正面から描くことがいい。患者さんからの思いを受け止められるようなドクターを演じきりたい」と意気込みを語った。

 この日は吉永のほか、松坂桃李(31)、広瀬すず(22)、西田敏行(72)、みなみらんぼう(75)も出席した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年9月11日のニュース