辛坊治郎氏 首相会見でのプロンプター関連質問を批判 報道番組だって「ほぼ100%使ってます」

[ 2020年9月5日 13:18 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(64)が、5日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜前11・55)に出演し、先月の安倍晋三首相(65)の辞意表明会見で、アクリル板に原稿を表示する装置「プロンプター」に関する質問が出たことを痛烈批判した。

 辞任会見で安倍首相は、この日に限ってプロンプターを使わなかったことを質問された。首相は「世界の指導者が使っている」とした上で、「ぎりぎりまで原稿が決まっていなかった」などと述べた。

 このやりとりについて辛坊氏は、「少なくとも細川(護熙)総理以降は全員、使ってますね。アメリカ大統領も」と説明。さらに、米メディアの間では「大統領の権威を守るために、カンニングペーパーペーパーみたいなのを見ている、そのサイズ(画角)の画を使わない。それがマナー」と暗黙の了解があることを明かした。

 翻って日本のメディアについては「それを使うこと自体がひきょうだというが、それを伝える政治部の記者はプロンプター使ってますからね」と内幕を暴露した。「全国ネットの報道番組のキャスターは、ほぼ100%、プロンプターを使ってます。大阪も。カメラのレンズのところに文字が出ます。だからカメラ目線のまま全部しゃべれるわけよ」と続けた。

 辛坊氏はさらに「日本の報道キャスターの中、プロンプター使ってないのはたただ1人。私だけです」と胸を張って明かしたが、MCの落語家・月亭八光(43)から「いらんこと言うからや」、今田耕司(54)からも「字にできへんこと言うからや」と突っ込まれていた。

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2020年9月5日のニュース