「女と男」和田ちゃん 初の個展開催、自信作はラグビー神鋼選手58人の消しゴムはんこ

[ 2020年8月29日 15:28 ]

初の個展「WADACHAN家」をPRする「女と男」の和田ちゃん(右)と相方の市川くん
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 お笑いコンビ、女と男の和田ちゃん(38)が自身初の個展「WADACHAN家」を大阪ミナミの「LAUGH&PEACE ART GALLERY OSAKA」(30日まで)で開催している。

 和田ちゃんが描いた絵、テレビ番組で話題となった自作の消しゴムはんこを使った絵、デザインから縫製まで自作、手作り100%のキャップ約20点などを展示。早々に帽子が3つ、絵も数枚、売れた。

 元々絵が得意だった和田ちゃん。小学校の頃から「体育」と「図工」が得意で、「この2つはいつも“5”の評価でした」という。将来は美術の道を進もうと「美大への進学も考えた」。一方で中学から始めたハンドボールでも活躍。四天王寺高1、2年の時に全国大会に出場。インターハイ3位も経験した。ただ、高校の同級生のずば抜けた絵の才能を見て、美大進学を諦め、進路を「体育」の素質を生かす道へ。高校卒業後はハンドボールの社会人リーグへ進んだ。チームが1年で活動休止となり、帰阪。今度はお笑いの道へ進んだ。

 今回の一番の自信作はラグビー「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の選手58人の似顔絵を彫った消しゴムはんこだ。「LINE LIVE」で応援番組を担当し、応援リーダーを務めているている和田ちゃん。「出場した選手も、しなかった選手も。今年限りで引退する選手もいて、はんこを作っている時に感極まったこともありました」と思い入れは深い。中でもPR沢居寛也(30)、日本代表のLO中島イシレリ(31)のデキがよかったらしく「似てるでしょ」と自慢した。

 新型コロナ禍で外出自粛が長引き、テレビ・ラジオのレギュラー以外、営業や舞台の仕事は激減した。芸能リポーター・井上公造氏(63)のものまねで、井上小公造として知られる相方の市川くん(39)は「和田ちゃんにこんなに凄い絵の才能があるとは。はんこも素晴らしいでしょ?漫才の仕事だけでなく、こういう素質を生かす仕事もできれば。ボクもサポートしたい」と全面バックアップする構えだ。

 「今後、子ども、親子教室で消しゴムはんこを教えたい。個展もやりたい。自分が興味を持つことはどんどんチャレンジしていきたいですね」と和田ちゃん。絵画からハンドボールへ。そしてお笑いに加えて再度、絵の才能開花へ。まだまだ貪欲に、新境地を開拓していく。

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2020年8月29日のニュース