三浦りょう太 菅田将暉からの助言は「個性を大事に」 父カズ&母りさ子の質問も嫌がらず

[ 2020年8月29日 08:30 ]

ポーズを決める三浦りょう太(撮影・久冨木 修)※「りょう」の漢字は「けものへんに寮のうかんむりなし」
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 サッカー界のレジェンド、三浦知良(53)とモデルのりさ子(52)夫妻の長男で俳優デビューした三浦りょう太(22)をインタビューした。

 パッと見た第一印象は「パパそっくり」で、底抜けに明るいのもカズ似。好きな漫画は「シティーハンター」や「ルパン三世」「あしたのジョー」、昭和歌謡をこよなく愛し、好きなアーティストはチェッカーズや尾崎豊さんという平成9年生まれとは思えない趣味嗜好。「父の影響もあると思いますが、小さい時から大人に囲まれている時間が多かった影響だと思います。同世代とは話が合わなくて、友だちが40~50代の方ばっかりなんです」と明かした。

 プロフィール欄には「カラオケ(スナック)」。ハードボイルドな男に憧れているというだけに、スナックでロックグラスを傾けながら歌っているのかと思いきや「お酒は全くダメでして。お酒ではなく自分に酔いながら朝まで歌っています」と笑いを誘った。

 30分間の取材で父母に関することもたくさん聞いたが「両親のことを聞かれることへの嫌悪感はないです。リスペクトしているので」と、嫌がることはなかった。ただ「自分のことをたくさん話したいっていうのはあります。自分が大好きなんで(笑い)」と、お茶目に本音も付け加えた。

 カズからは俳優デビューに際し「地道に頑張れよ」とエールを送られたという。ただ、それ以上のことは言われておらず「自分がサッカーをやっていた時も父親はあれこれ言わなかった。“頑張っていることが大事”という教えで、両親ともにそのスタンスです」と話す。

 直近の目標として「学園ドラマに出たい。同年代(の役者)がいていい刺激になると思うので」と力を込めた。高校3年までサッカーに打ち込んだだけに運動神経は抜群で、アクションや殺陣に挑戦するために練習しているという。

 所属事務所「トップコート」は少数精鋭ながら売れっ子ばかりがずらりと顔を揃えている。その代表格である菅田将暉(27)には「個性を大事に」とアドバイスされたという。

 インタビュー後の写真撮影ではカメラマンの求めに応じて、跳んだり走ったり、サービス精神も旺盛。今も現役を続ける父親と同様に、芸能界で唯一無二の存在になれるか、注目される。(記者コラム)

※「三浦りょう太」の「りょう」は、けものへんに寮のうかんむりなし

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2020年8月29日のニュース