「おかげ様ブラザーズ」きんた・ミーノさん死去 59歳…「人間ポンプ」ヒット

[ 2020年8月27日 18:35 ]

きんた・ミーノさん
Photo By 共同

 コミックバンド「おかげ様ブラザーズ」のリーダー、ボーカルとして関西を拠点に活動したきんた・ミーノ(本名・弓庭規生=ゆば・のりお)さんが25日早朝、誤嚥(ごえん)性肺炎のため入院していた和歌山市内の病院で死去したと27日、所属事務所が発表した。59歳だった。葬儀は近親者のみで済ませた。

 事務所によると、きんたさんは高血圧などの持病があり、約1年前から体調を崩して入退院を繰り返していたという。

 和歌山・紀美野町出身のきんたさんは、1982年に「トミーとミーノ&かねてつおかげ様ブラザーズ」を結成。メジャーデビューを機に、バンド名を「おかげ様ブラザーズ」とした。コミック&パロディーを切り口に巨体で豪快に歌い、「人間ポンプ」などがヒット。バンドブームの中で異彩を放ったが、96年12月に活動休止した。07年10月に復活するも、17年1月にドラム担当・岡部亘さんが心筋梗塞で急逝し、再び活動が止まっていた。

 きんたさんはラジオのパーソナリティーなど芸能活動も行い、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」にも出演した。最近まで地元・紀美野町の専門学校「りら創造芸術高等学校」で音楽の講師も務めていた。

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2020年8月27日のニュース