黒柳徹子「私たちは渡さんのことを忘れません」、渡哲也さん追悼番組で哀悼の意

黒柳徹子
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　10日に肺炎のため死去した俳優・渡哲也さん（享年78）をしのぶテレビ朝日の特別番組「徹子の部屋特別編　渡哲也さん緊急追悼」が16日放送され、番組司会を務める女優、黒柳徹子（87）が哀悼の意を表した。

　「なんと悲しいことでしょうか、俳優の渡哲也さんがお亡くなりになりました」。冒頭、声を落とし訃報を伝えた徹子は、渡さんが病気にかかった時に手紙を送ったと回想し、「とても喜んでくださって、大切に持っているとおっしゃってくださいました」と、故人の人柄を感じさせるエピソードを披露した。

　その後、渡さんが「徹子の部屋」に7度出演した際のもようが放送された。2003年の出演回。渡さんは石原裕次郎さんについて「人っていうのは亡くなってしまいますと、その印象っていうのは月日とともにだんだん薄れていきますよね、普通。ところが亡くなられても、いまだに裕次郎さんの存在というのは僕の心の片隅にある。そういった意味で僕にとっては特別な存在なのかなって思っています」と語っていた。

　番組のラストに徹子が再び登場。「渡さんはスター俳優として人生を全うなさいました。本当にいつお会いしてもお優しい、温かいお人柄でいらっしゃいました」としみじみ。「そして、私にこんなにたくさんのお話をしてくださいました。裕次郎さんに憧れ、そして裕次郎さんとともにお仕事をなさった、渡哲也さん。私たちは渡さんのことを忘れません」と結んだ。「渡哲也さんのご冥福をお祈りいたします」とのテロップも流された。