千倉真理 16日に「ミスDJ」200回 「ラジオを信じ、音楽を信じて来た」

[ 2020年8月11日 12:02 ]

文化放送のスタジオで笑顔を見せるミスDJ・千倉真理
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 【牧 元一の孤人焦点】文化放送「ミスDJリクエストパレード~8116サンデーアップ!」(日曜後1・00)が16日、放送200回を迎える。DJの千倉真理がインタビューに応じ、「私がやってきたというより、リスナーの思い、スタッフの覚悟と励まし、そして音楽に、動かされて来ました」と胸中を明かした。

 原点の「ミスDJ」は1981年から85年まで月~金曜の深夜に放送されていた生ワイド音楽番組。水曜担当の千倉をはじめ、火曜担当の川島なお美さんや木曜担当の川口雅代らが日替わりでDJを務め、女子大生ブームの基礎を築いた。2016年10月に、約31年ぶりに復活。この約4年間、千倉が単独でDJを務め、199回まで放送を重ねてきた。

 「19歳の時は若さに任せてやったけれど、50代になってまたやるなんて、本当に私は変わってないなと思います。私は向こう見ずで冒険好きで、どうなるか分からない所に行ってしまう。今でも、毎回、ドキドキ、アタフタしていて、毎回、新しい旅をしてます」と笑う。声のトーン、テンションの高さは昔のままだ。

 大学1年生だった81年、文化放送が開催したコンテストで優勝。リポーターかアシスタントを務めるつもりでいたが、ふたを開けてみれば、任されたのは大役の番組DJだった。

 「私は事務所にも所属していないただの学生でした。スタッフから『DJをやるからと言って、将来タレントになりたいとは思わないで。大学を卒業したら社会人になって』と言われました。そういう番組が成立するところがラジオの魅力、文化放送の素晴らしさだと思います」

 ミスDJの後は別番組のパーソナリティーも務めたが、やがて外務省職員の男性と結婚して出産。その後、夫と死別し、子育てを終えた現在は、実家の出版社「千倉書房」の取締役を務めながらDJを続けている。

 「ラジオが好きなんだと思います。画面がない分、リスナーに伝わるものがある。見えないようで見える。音楽をしっかりフルコーラスで聞くことができる。音楽がちゃんと伝わるのがラジオの魅力だと思います。私はラジオを信じ、音楽を信じて来ました」

 番組では2時間にわたって80年代を中心に「新旧洋邦」織りまざった楽曲が流れ続ける。199回目の放送(9日)では、英国の姉妹グループ「ノーランズ」の「セクシー・ミュージック」(81年)や女子プロレスのタッグチーム「ビューティ・ペア」の「かけめぐる青春」(76年)など、令和の時代にはレアな曲もかかり、郷愁に浸ることができた。

 「この番組の間だけ、リスナーは昔に戻れたりファンタジーに浸れたりします。音楽番組だからこそ、曲で心をほぐすことができる。コロナのこんな時だからこそ、聞いている人たちのよりどころになりたい。今、やりがいを感じています」

 放送300回、400回に向けての確かな心構えがのぞく。その元気な声を聞いていると、こちらまで元気になって来る。厳しい時代の今、ミスDJは掛け替えのない存在だ。

 ◆牧 元一(まき・もとかず)1963年、東京生まれ。編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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