坂上忍 日大ラグビー部・前HC“辞任”に「悪知恵 これはちょっとないんじゃないの?」

[ 2020年8月6日 13:14 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(53)が6日、フジテレビ「バイキング」(月~金曜前11・55)に出演。日大ラグビー部で今年3月に退任した40代男性の前ヘッドコーチによる部員への暴力行為等が判明した問題に言及した。

 関係者によると、前ヘッドコーチは昨年、未成年の部員に飲酒を強要したり、熱いヘラを体に押しつけたり、部員の頭につまようじを刺すなど暴行を繰り返した。今年に入って第三者委員会が調査した結果、暴行は事実と認定されて懲戒処分が相当とされたというが、今年3月に本人からの「一身上の都合」による辞任の申し出を受け入れた。

 前ヘッドコーチが懲戒処分ではなく、辞任という形になったことから、一部で“隠ぺい”を疑う声も出ている。坂上は「本人の悪知恵なのか、誰かに入れ知恵されたのか、これはちょっとないんじゃないの?」と不満顔を見せた。

 番組では、今回の処分について「事を荒立ててこれだけの問題を起こって辞めたとなった時 彼の将来がどうなってしまうのか というのもあり そういう判断をした」という同部部長の証言を紹介。「やっている行為が犯罪にも相当する行為だという認識がなかったのかなと思う。部長さんが言ってることもわからない。順序が違う。こういうことあると、またアメフトの時を思い出しちゃう」と語気を強めた。

 報道を受け、日大ラグビー部は公式サイトは声明を発表。坂上は「日大ラグビー部も公式サイトですよね。日本大学としては?出す気はあるんでしょうか?」とぶ然。

 一方で日大ラグビー部では今年1月に当時の部員が大麻所持の疑いで逮捕され、部は一時活動を停止した。日大では18年5月にアメフト部の悪質タックル問題が発生するなど、不祥事が相次いでいる。

 「やっぱりケジメの付け方をちゃんとやっていかないと信頼は得られない」と坂上。アメフト問題の事を引き合いに「振り返れば、あのアメフトの件のでどれだけ騒がれようが、どれだけ叩かれようが、ノーコメントを貫いていけば、いつかは風化する、そういうふうなやり方。そういうのもフューチャーされた」と表に出てこない大学理事長の姿勢を問題視。タレントの薬丸裕英(53)は「(トップは)長く居座ると、体質が変わっていかない。理事長と国のリーダーは長く座っちゃいけないんだろうな」と私見を述べた。

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2020年8月6日のニュース