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「半沢直樹」カギは阪神戦?続編も視聴率“西高東低”のワケ 第2話大幅UP26・4%

[ 2020年8月2日 13:30 ]

日曜劇場「半沢直樹」第2話のハイライト。ついに再会した半沢(堺雅人・右)と大和田(香川照之)(C)TBS
Photo By 提供写真

 俳優の堺雅人(46)が主演を務め、7月19日に7年ぶり続編がスタートしたTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)。視聴率は前作(2013年7月期)に続き、新シリーズも初回(関東地区=22・0%、関西地区=23・3%)、第2話(関東地区=22・1%、関西地区=26・4%)と「西高東低」の傾向になっている。もともと関西地区の方がドラマ全体の視聴率が高い傾向にあるものの、今回の「半沢直樹」の関西地区は第2話が初回から3・1ポイントの大幅増。その背景を探ると、関西の人気球団・阪神タイガースの“影響”が見えてきた。(ビデオリサーチ調べ、平均世帯視聴率)

 前作はベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。13年7月期に放送され、東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 新シリーズは「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社の東京セントラル証券へ出向。営業企画部長として赴任後、半沢に巻き起こる事件を描く。前半は株式取得に1500億円以上かかる大手IT企業による敵対的買収をめぐり、半沢が東京中央銀行と対立。後半は航空会社の経営再建をめぐるストーリーとなる。

 前作(全10話)の期間平均は関東地区=28・7%、関西地区=30・1%。全10話のうち、関西地区の数字が7回も関東地区を上回った。もともと関西地区の方がドラマ全体の視聴率が高い傾向にあるものの、より「勧善懲悪」のストーリーが好まれる土壌と前半の舞台が大阪(大阪西支店)だったこともあり、視聴率は「西高東低」だった。

 新シリーズも「西高東低」の傾向が続き、初回=23・3%→第2話=26・4%と“爆上げ”。この要因について、TBS系列の準キー局・毎日放送はプロ野球・阪神戦の存在を明かす。

 「第1話が放送された7月19日には『半沢直樹』の裏にサンテレビさんの阪神×中日戦(甲子園)がありました。3時間57分もの長い試合(午後6時プレーボール、阪神11―3中日)で、午後10時近くまで放送がありました(『半沢直樹』は25分拡大で、放送は午後10時19分まで)。それが7月26日の第2話は裏に阪神戦がなく(阪神は中日とデーゲーム)、7月19日にサンテレビさんの阪神戦を見ていたM3層(男性50~64歳)を中心とする人たちが『半沢直樹』を見に来てくれていたようです」

 サンテレビ(神戸)といえば、試合開始から試合終了まで阪神戦「完全中継」している関西の人にはおなじみの独立局。2019年には開局50周年を迎え、3300試合以上、阪神戦の中継を積み重ねてきた。

 第2話の視聴率を左右したのは、阪神戦を好み、普段はドラマに興味がなくとも「半沢直樹」なら見るというM3層(男性50~64歳)の動向が大きかったようだ。30%の大台も視野に入った注目の第3話(8月2日)だが、裏にはサンテレビ「阪神×DeNA」(甲子園、午後6時プレーボール)がある。試合が長くなり「半沢直樹」の放送と重なると…。「半沢直樹」の関西地区の視聴率にとっては阪神戦が“宿敵”になるかもしれない。

 また、毎日放送は「特に日曜の午後9時以降は1週間の中でも西高東低の状況が目立ちます。関東の人は日曜の晩は早い時間にテレビの前から離れる傾向があります」と分析。さらに「ちちんぷいぷい」(月~金曜後1・55)や「せやねん!」(土曜前9・25)など情報番組から発信も奏功している。7月25日の「せやねん!」には、俳優の香川照之(54)演じる大和田取締役のモノマネが好評の安田大サーカス・団長安田(46)とレイザーラモンRG(46)がVTR出演。RGが歌舞伎俳優の市川猿之助(44)演じる新たな敵役・伊佐山をマネし、コラボレーションを披露した。

 毎日放送は「情報番組でもドラマの内容も伝え、感想や期待感を視聴者と共有していますが、こういった形で関西の視聴者をうまく巻き込んでいることが関西地区の視聴率が高い要因にもつながっている可能性もあり、今後も動向を注視したいきたいと思っています」としている。

 《関東地区も快挙》NHK・民放を通じた全GP帯(ゴールデン・プライム帯=午後7~11時)の連続ドラマのうち、初回から2話連続20%超えは2014年10月期のテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」の初回21・3%(10月9日)&第2話20・9%(10月16日)以来、約6年ぶり。TBSの全連続ドラマのうち、初回から2話連続20%超えとなると、09年「MR.BRAIN」の初回24・8%(5月23日)&第2話22・0%(5月30日)以来、実に11年ぶりの快挙となった。

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