TikTokから口コミで人気爆発“Myra現象”インディーズ異例のサブスク1位

[ 2020年8月1日 06:30 ]

「Myra」を一発撮りで披露するTani Yuuki
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 無名のシンガー・ソングライターが歌う曲「Myra(マイラ)」が10代を中心に爆発的な人気となっている。ミュージックビデオ(MV)はわずか2カ月で大ヒットの基準となる1000万回再生を突破。サブスクリプション(定額聴き放題)のランキングで世界2位、国内1位を記録し、インディーズ作品としては異例の人気を集めている。

 歌っているのは、SNSに自作のオリジナル楽曲を投稿しているTani Yuuki(21)。7月24日、一発撮りでパフォーマンスするYouTubeチャンネル「THE HOME TAKE」に初登場し、ピアノアレンジした「Myra」の特別バージョンを披露した。チャンネルのコメント欄には「歌詞が素敵」「優しい声」などの声に加え、海外からの書き込みも目立っている。

 ♪愛してるよMyra 腕の中でMy love 夢の中へdiver…と、韻の踏み方が聴き心地のいい失恋ソング。Taniが作詞作曲し、ハイトーンで切なく歌い上げている。外国人女性の名前で使われることがある「マイラ」だが、Taniは聴き手の想像に任せようと、タイトルの意味は明らかにしていない。

 Taniは3月21日に「Myra」のMVのショートバージョンを動画配信SNS、TikTokなどに投稿。その後、口コミで人気が広がり、5月16日にフルバージョンをYouTubeで公開。わずか2カ月後の7月25日に再生回数が1000万回を突破した。

 7月1日にサブスクで聴けるようになると、国内主要サービス「LINEミュージック」の同15日付の週間ランキングで1位に。人気は海外にも広がり、31日には世界最大手サービス「Spotify」のグローバルバイラルチャートで、欧米で大人気の男性アーティスト、CMTEN(18)の新曲「NEVER MET!」に続く2位を記録した。

 Taniは「僕自身、ここまでの大きな反響になるとは想像していませんでした。末永くこの楽曲を愛していただけるとうれしいです」と感激している。

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2020年8月1日のニュース