「東京03」角田晃広が脱帽した堺雅人の“別の顔”「あの切り替えは凄い」

[ 2020年7月25日 07:00 ]

半沢直樹 令和の倍返しだ!(9)

半沢の部下・三木重行を演じる「東京03」角田晃広(左)
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 TBS日曜劇場「半沢直樹」の第1話(19日放送)で半沢直樹(堺雅人)に叩きのめされたのが、東京セントラル証券の部下・三木重行。演じる「東京03」の角田晃広(46)が爽快感たっぷりに斬られた。

 メールの隠蔽(いんぺい)に関わり、半沢に突き上げられた三木。角田は「興奮しましたよ~。台本を読んで“俺、食らうんだ!”って。半沢から食らうのは光栄。堺さんの目がすっごく怖いんですよ」とうれしそうに振り返る。

 今作で唯一の“芸人枠”。前作を見て、今作も放送を楽しみにしていたところにマネジャーから電話が来た。「撮影まではずっと緊張しちゃって。“なんで俺なんですか?”なんて聞けないですから」と抜てきには驚くばかりだった。

 主演の堺雅人(46)とは10年以上前からの知り合い。東京03がネタ作りを行っていたファミレスで、堺も台本を読んでセリフ覚えをしていた。「当時はあいさつぐらいでしたけど、マネジャーさん同士が仲良くなって、お互いに舞台やライブを見に行くようになった。でも、堺さんではなく、半沢直樹としてお会いするのは緊張しましたね」

 最初の撮影が堺と2人のシーンだった。「本番前に“東京03の次のライブはいつですか?休んででも行きますよ”と言うぐらい、フランクな方。だけど、本番になるとクッと眉間にシワを寄せて、あの切り替えは凄い」と脱帽した。

 近年は役者としての活動も増えた。「コントでよくサラリーマン役をやるんですけど、それが三木の人間性に共通する部分もあって。ダメな部分もありつつ、しがらみや板挟みで苦しんでるところとか。あんまり考えないで、現場で監督さんの指示のもとやりました」と明かした。

 18年のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に1話出演し、昨年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」ではタクシー運転手役を務めた。「大河、朝ドラ、日曜劇場。“出たぞ”って言わせてもらいます。半沢を経験したら、もう他の現場ではビビらなくなると思いますよ」と胸を張った。

 ◆角田 晃広(かくた・あきひろ)1973年(昭48)12月13日生まれ、東京都出身の46歳。豊本明長と飯塚悟志のコンビ「アルファルファ」に角田が加入する形で、03年に「東京03」を結成。担当は大ボケ。09年に第2回「キングオブコント」で優勝。同年、歌手デビューも果たした。16年の映画「オー・マイ・ゼット!」で初主演。1メートル72。血液型A。

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