さくらが巡る寅さんの街・柴又 倍賞千恵子「故郷になりつつある」

[ 2020年7月20日 05:00 ]

映画「男はつらいよ」の舞台となった柴又・高木屋で想い出を語る倍賞千恵子(撮影・西川 祐介)
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 女優の倍賞千恵子(79)が故渥美清さん(96年死去、享年68)を語る。8月9日放送のBS朝日「ザ・偉人伝 名優 藤田まこと 渥美清 人生を変えた出会い!!」(後9・00)に出演。「男はつらいよ」シリーズの寅さんこと車寅次郎の妹さくらを演じた思い出、寅さん役の渥美さんについて秘話を明かす。

 番組の収録ではロケ地でおなじみの東京都葛飾区柴又を訪れ、商店街の人たちと交流。「柴又は実は変わっているんだけど、変わらない印象があります。自分にとっての故郷になりつつあって、来るたびにその思いが濃くなってきています」としみじみと話した。

 倍賞にとってさくらは「役者人生の中で二度とない役」という。「人の優しさ、悲しさ、社会のこと。ああいう映画に出られたことは誇りです」と名作への出演を感謝した。渥美さんが他界して24年。「あんまり長いって感じはないですね。渥美さんと仕事ができたことは財産」と思いをはせた。

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