立川志らく 舞台クラスター発生の会場の“狭さ”指摘「多人数でこんな小さいところでやるべきではない」

[ 2020年7月14日 14:28 ]

落語家の立川志らく
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 落語家・立川志らく(56)が14日、MCを務めるTBSの情報番組「グッとラック!」(月~金前8・00)に出演。新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した山本裕典(32)主演の舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」の問題点を指摘した。

 かつて2度、自身演出・出演作で同劇場を利用した経験があるという志らくは「ものすごく大好きな劇場なんだけれど」と前置きしつつ「まず(満席の)186人のところに半分入れたっていっぱいです。いっぱいに見える。大劇場の半分とは違うんですよ。さらに「あと、楽屋がとにかく狭い。ものすごく狭い。山田洋二監督が見に来てくれたときに『楽屋はどこですか?』って言ったんだから。楽屋に入って、楽屋だと思わなかったぐらいなんだから」と会場と楽屋の狭さを指摘した。

 「4、5人でやるならまだしも、今回、相当人数が多い。これは、1人いたらみんな感染するのがよくわかる。本当に楽屋が狭いし。そこら辺ですね、問題は」と続けた。

 「(舞台関係者は)みんないろいろなことを考えている」としたうえで「こういうことが起きたら、みんなに、何千、何万という演劇人に迷惑がかかるんですよ。お客も演劇が怖いから行くのやめようってなる。やっぱりスタートする人はよぼど気を付けてやらないと、こんな多人数でこんな小さいところでやるべきではない」と断じた。

 会場のシアターモリエールは通常は186席。今回は政府のガイドラインに合わせ、100席弱に減らして上演。同ホールによると、公演以外の時間は窓を開けるなど換気に気を付けていたが、公演中は密閉状態だったという。また終演後は出演者がファンサービスで「出待ち」客と接触してたという。同作では、13日までに俳優17人、スタッフ5人、観客16人の計38人の関係者の感染が判明している。

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2020年7月14日のニュース