立川志らく「許せない」クラスター発生舞台をバッサリ 演劇界への影響指摘「とんでもないこと」

[ 2020年7月14日 14:09 ]

落語家の立川志らく
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 落語家・立川志らく(56)が14日、MCを務めるTBSの情報番組「グッとラック!」(月~金前8・00)に出演。新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した山本裕典(32)主演の舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」の問題点を指摘した。

 今回の問題に「演劇を信じて来てくれたお客にうつしてしまった可能性があるということが、非常に許せないこと」と不快感を示した志らく。「かかってしまった人を責めるのはあれなんですけど、いくらなんでも対策が…というのは問題として上がっていますね」と対策の不備を指摘した。

 主催者側は、4日に出演者から体調不良の申告を受けた際、「抗体検査の実施の結果、陰性であったことと検温の結果がガイドラインの規定の範囲内であったこと」と主張している。

 志らくはこの点も問題視。「ちょっと具合が悪いっていったらテレビの関係者でも来ない。それなのに、一応、抗体検査は受けましたって、PCR検査を受けたわけじゃない。周りがよそうってなるべきなのに、見切り発車でこういうことになっちゃった」とぶ然とし「お客さんに迷惑をかける、大勢のエンターテイメント、演劇人に迷惑をかける、これはとんでもないこと」と怒りをあらわにした。

 会場のシアターモリエールは通常は186席。今回は政府のガイドラインに合わせ、100席弱に減らして上演。同ホールによると、公演以外の時間は窓を開けるなど換気に気を付けていたが、公演中は密閉状態だったという。また終演後は出演者がファンサービスで「出待ち」客と接触してたという。同作では、13日までに俳優17人、スタッフ5人、観客16人の計38人の関係者の感染が判明している。

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2020年7月14日のニュース