はるな愛 監督デビュー作で“伝説のゲイボーイ”生きざま描き切る 多才ぶり映像の世界でも

[ 2020年7月14日 09:30 ]

吉野ママこと吉野寿雄さん(左)のドキュメンタリー映画で監督デビューしたはるな愛
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 はるな愛(47)が映画監督デビューした。

 戦前戦後を生きた伝説のゲイボーイで、吉野ママこと吉野寿雄さん(89)のドキュメンタリー「mama」。常日頃「美川憲一さんがお父さん、吉野ママがお母さん」と公言しているはるなは映画の初日舞台あいさつで「ママがこの世からいなくなったら聞けなくなっちゃうことを作品として残したかった」と、メガホンを取った理由を明かした。吉野さんも登壇し「オカマちゃんといえば昔はバケモノ扱いだった。今は生きやすい時代になったわね」と話した。

 吉野さんがバーのママとなり、客として訪れたニューハーフタレントのゆしん(30)らにゲイとしてどう生きてきたのかを会話の中で聞かれ答えていく。短編だったが、吉野さんの生きざまや魅力がよく伝わってきて、はるなの狙い通りの作品に仕上がっていた。

 早くも2作目に意欲を示している。吉野さんに続く“ターゲット”はカルーセル麻紀(77)。「カルーセル先輩と1泊2日で旅行に行って、私がインタビュアーとなって人生観、生き様を聞きたい」。実業家としても活動する多才なはるなが映画監督としても才能を発揮しそうだ。

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2020年7月14日のニュース