クラスター発生の山本裕典主演舞台、出演者が体調不良でも上演強行…主催者側把握か

[ 2020年7月12日 05:31 ]

俳優の山本裕典
Photo By スポニチ

 出演者、スタッフ計12人と観客2人の新型コロナウイルス感染が明らかになった俳優山本裕典(32)の主演舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」(6月30日~7月5日、東京・新宿シアターモリエール)が、体調不良者がいる中で上演を続けていたとみられることが11日、分かった。この日新たに関係者と観客ら6人の感染も判明して計20人となった。

 国内で初めて舞台でのクラスター感染が発生した同公演。主催者の発表では、千秋楽翌日の6日に出演者で「スーパーブレイクダーン」のTAKUYA(23)の感染が発覚。このため全共演者とスタッフが8日にPCR検査を受け、10日までに計12人の感染が判明した。この感染拡大の原因とみられるのが、体調不良の出演者がいながら上演を強行した疑いだ。関係者は「楽屋で“体調が悪いのに出続けている出演者がいる”と聞いて大丈夫なのかと思った」と明らかにした。出演者の健康状態については、主催者側も把握していたとみられる。

 小規模な劇場のため、楽屋は8畳ほどの大きさで、出演者の多くが同時に滞在することもあったという。検温やマスク着用など気を付けていたが、密になる場面が数多くあったことは否めない。出演者ら全関係者が濃厚接触者と指定されるなどソーシャルディスタンス維持ができていなかったのが実情だ。

 シアターモリエールは通常は186席。今回は政府のガイドラインに合わせ、100席弱に減らして上演。同ホールによると、公演以外の時間は窓を開けるなど換気に気を付けていたが、公演中は密閉状態だったという。

 主催者は都内で韓流俳優のイベントを数多く手掛けるイベンター。関係者は「今回は舞台公演といっても実際はイケメンを集めて女性ファンを喜ばせるという内容。ホストまがいのイベントだ」と話した。一部の出演者は出待ちしたファンに握手やサインなどをしていたが、こうした感染予防の意識の低さも感染拡大につながった可能性もある。

 今週末には東京・帝国劇場や兵庫・宝塚大劇場など、大型劇場での舞台公演が再開される。演劇関係者は「元々舞台役者ではない人たちのイベントでクラスターが出た。コロナ禍でここまで我慢してやってきたことが水の泡になるかもしれない」とこぼした。再出発を切る大手の商業演劇界にも多大なダメージを残すことになった。

 ≪出演者ら次々…サッシャも陽性≫この日は新たに同公演の出演者で、ラジオDJなどで活動しているタレントのサッシャ(43)が自身のブログで感染を公表。10日夜に陽性反応が確認され、都内の病院に入院中だ。
 11日に新たに判明した6人の感染者は、TAKUYAと同グループで活動し舞台にも出演していたHIRO(23)と、「BLACK IRIS」の斉藤広樹(25)、6月30日の公演を鑑賞した相模原市の30代女性が含まれる。
 主演の山本は10日から入院しており、関係者は「入院後は連絡が取れないので、現在の体調については分かっていない」と話した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「三浦春馬」特集記事

2020年7月12日のニュース