岡田健史 初の大河出演!母校の“甲子園出場”刺激に「“叫び”にぜひ注目して」

[ 2020年7月11日 05:30 ]

「青天を衝け」で大河ドラマに初出演する岡田健史
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 NHKは10日、俳優の吉沢亮(26)が主演を務める2021年の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の出演者を発表した。主人公・渋沢栄一の見立て養子となる尾高平九郎役に、若手イケメン俳優の岡田健史(21)が抜てき。初の大河出演となる。物語の重要な役どころとなる江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜役を俳優の草なぎ剛(46)が務める。

 岡田が演じるのは栄一の従弟(いとこ)の尾高平九郎。栄一が渡仏する際、有事の時に後を継ぐ「見立て養子」に指名された役どころ。歴史のうねりに巻き込まれながらも徳川家に忠義をつくし、20歳という若さで壮絶な最期を遂げる人物で「平九郎の“叫び”にぜひ注目していただければと思います」と気合十分だ。

 実際の平九郎も身長1メートル80の岡田と同じく長身のイケメン。関係者は起用理由について「平九郎と同年代でイメージした時にピッタリだった」と明かす。前半のクライマックスとなる大政奉還を経て、戦火に巻き込まれて無念の自刃を迎える。岡田は「『青天を衝け』を通し、尾高平九郎を通じて、何を発信しようかと試行錯誤しながら役作りをしています」と話している。

 2018年10月のTBS「中学聖日記」でデビュー。爽やかな外見と初々しさで女性視聴者中心に人気を得て、存在感ある若手俳優として地位を確立。現在はTBS「MIU404」に出演中だ。

 初挑戦の大河の大舞台へ支えになるのは、母校創成館(長崎)の「甲子園高校野球交流試合」(8月10日開幕)出場。岡田は高校時代、同校野球部で捕手として汗を流した。甲子園の土を踏むことはできなかったが、俳優という新たな活躍の場を見つけて日々奮闘中。後輩たちの活躍が刺激になっている。

 現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」が越年放送となるため、放送開始時期は未定。関係者によるとクランクインは7月22日を予定。主演の吉沢は共演者の発表に「これほど豪華で、実力のある先輩方と共に作り上げる『青天を衝け』。とても楽しみです」とコメントした。

 ▼青天を衝け 「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一の生涯を描く。現在の埼玉県深谷市で、栄一が農家の子供として育つところから物語りはスタート。やがて徳川慶喜と出会うことで運命が大きく変わる。栄一と慶喜の2つの物語を軸にしながら、幕末から明治の激動の時代を描く。脚本は連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香氏。

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