藤井七段 タイトル戦初黒星、ストレートでの最年少戴冠ならず 渡辺棋聖が逆襲1勝

[ 2020年7月9日 19:12 ]

将棋の第91期棋聖戦5番勝負の第3局で、渡辺明棋聖(右)に敗れた藤井聡太七段=9日夜、東京都千代田区(代表撮影)
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 将棋の第91期棋聖戦5番勝負第3局が9日、東京都千代田区の都市センターホテルで行われ、渡辺明棋聖(36)が開幕2連勝の藤井聡太七段(17)を142手で下し、巻き返しの1勝を挙げた。藤井はストレートでの最年少タイトル獲得はならなかった。第4局は16日に大阪府大阪市の関西将棋会館で開催される。

 藤井の次のタイトル戦は13、14日に札幌で行われる第61期王位戦7番勝負第2局で木村一基王位(47)と対局する。

 ▽棋聖戦 将棋8タイトル戦の一つ。1962年創設、94年まで年2度開催。現在は1、2次予選を経て16人で決勝トーナメントを戦い、勝者が6~8月に保持者と1日制の5番勝負に臨む。決勝トーナメントと5番勝負の持ち時間は各4時間で、勝者が棋聖のタイトル称号を得る。

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