「スタ誕」系番組人気再燃も 本物志向の時代に合ったオーディションドキュメンタリー

[ 2020年6月26日 05:30 ]

デビューが決まった「NiziU」 のメンバー
Photo By 提供写真

 NiziUの誕生をきっかけに日本でオーディション番組が再び人気を集めそうだ。放送評論家で同志社女子大の影山貴彦教授は「韓国では最近オーディション番組から次々と人気アーティストが誕生し日本にも輸入され始めていた。今回をきっかけに爆発的に広がる可能性がある」と語る。

 日本ではかつて、71~83年の日本テレビ「スター誕生!」や、95~02年のテレビ東京「ASAYAN」などのオーディション番組が人気を集めていた。近年では「テラスハウス」や「バチェラー」のような恋愛リアリティー番組は世界のヒットとともに人気があった一方で、オーディションドキュメンタリー番組の目立った作品はなかった。影山氏は「必死に技を磨く、涙を流す、人生を懸ける、そういった類いのものがアイドルに対して積極的に求められていなかったのかもしれない」と分析。NiziUは、これまで人気だった「隣のお姉さん」のようなアイドルではなく、女性が憧れる世界基準の“アーティストアイドル”。「社会が本物志向になってきて、力を伴ったど根性物語を求め始めているようにも思う」と時代に合っていると指摘した。

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2020年6月26日のニュース