「w―inds.」の緒方龍一が脱退 医療機関「心身症」と診断 2人で活動を継続

[ 2020年6月1日 06:00 ]

w-inds.の(左から)緒方龍一、橘慶太、千葉涼平

 男性3人組「w―inds.」の緒方龍一(34)が31日、グループを脱退し、所属先のライジングプロダクションも退所した。同日、グループのファンクラブサイトで発表した。

 ここ数年、極度の重圧や不安を感じていたといい、医療機関で受診した結果、「心身症」と診断された。心理的なストレスが要因で身体に症状が出る病気で、緒方自身が脱退と退所を申し入れた。事務所は「幾度となく話し合いを重ねてまいりました結果、本人の強い意思を尊重し、専門的な治療、健康を第一に優先と判断しこのような結論に至りました」としている。

 グループは今後、橘慶太(34)と千葉涼平(35)の2人で活動を続ける。

 緒方は「この数年間、精神的に不安定なことが続いていました」と説明。気持ちを隠したまま活動を続けてきたが「改めてこれが自分に正直な気持ちなのかどうかを考えた結果、脱退という答えを出しました」と明かした。「涼平くん、慶太くんと一緒に過ごした日々は、かけがえのない最高な時間でした」と感謝の言葉もつづった。

 グループは2000年に3人で結成され、翌01年にデビュー。緒方は千葉とともにダンスとコーラス、ラップを担当した。快活な人柄で、ライブ中のトークでも中心的な役割を果たした。ライブ後の打ち上げでは、積極的に関係者の席を回って、その場を盛り上げるタイプでもあった。趣味はサーフィンや山登り、筋トレなどで、私生活はアクティブだった。

 決して人に弱音をはかないタイプで、今年1月の台湾公演も、直前までインフルエンザの高熱で寝込みながら平然と歌い踊っていた。関係者は「知らず知らずのうちに無理がたたっていたのかもしれない」と思いやった。

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