フジ「ENGEIグランドスラム」史上初の昼・夜2部構成、漫才も“ソーシャルディスタンス”

[ 2020年5月23日 07:00 ]

「ENGEIグランドスラム」のMCを務める左からナインティナインの矢部浩之と岡村隆史、松岡茉優(C)フジテレビ
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 “日本一豪華なネタ番組”をコンセプトとしたフジテレビ「ENGEIグランドスラム」が23日、番組史上初となる昼・夜2部構成で放送される。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、漫才ではコンビがお互いソーシャルディスタンスを取り、ネタを披露。漫才の新しい可能性を展開した芸人たちの姿に注目だ。

 漫才、コント、ピン芸など、ジャンルの垣根を越えて国民の誰もが面白いと認める芸人たちがネタを披露する同番組。今回は「今だからこそ、多くの笑いを日本中に届けたい!」という思いが込められた。午後9時から「ENGEIグランドスラム リモート~離れていても心は一つSP~」、それに先立ち、同4時半から「ENGEIグランドスラム マチネ」(関東ローカル)がオンエアされる。

 両番組とも「3密」を避けるためステージは無観客となった。約50人の一般の観客が、自宅からウェブカメラを通してネタを観覧、観客の反応はステージに設置されたビジョンに映し出される。

 漫才ではコンビが距離を取り、マイクは2本という形。コントでも、お互いがソーシャルディスタンスをとった形でネタを披露する。「~離れていても心は一つSP~」でトップバッターを務めるナイツの土屋伸之は「漫才ができるだけで有り難い」としみじみ。ナイツの漫才を目の当たりにした和牛の川西賢志郎は「(この番組が)漫才の新しい可能性を発見したんじゃないかと思います」とコメントを寄せた。

 MCを務めるのは、ナインティナインと女優・松岡茉優。芸人たちがネタを披露するセットとは別の空間から、中継でネタを見守る。昼・夜ともに、総集編でも再放送でもなく、芸人たちが番組のために続々とネタを展開する。「日本中の皆さんに笑っていただけるように、頑張っていきたいと思います」と、ナイナイ・矢部浩之(48)。“ピンチをチャンス”に変え、今だからこそできる最上の笑いを、若手からベテランまで名だたる芸人たちが届ける内容となっている。

 “祭典”の本番でもある夜の出演者はアインシュタイン、アンジャッシュ、EXIT、霜降り明星、ジャルジャル、陣内智則、チョコレートプラネット、東京03、ナイツ、野田クリスタル、NON STYLE、バイきんぐ、爆笑問題、ハナコ、ぺこぱ、ゆりやんレトリィバァ、ロッチ、ロバート、和牛(五十音順)。

 昼の部の出演者は、相席スタート、かが屋、さらば青春の光
、すゑひろがりず、ダイアン、宮下草薙、プラス・マイナス、まんじゅう大帝国、四千頭身(同)となっている。

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2020年5月23日のニュース