吉村府知事、コロナ医療従事者への差別・偏見は「とんでもない話」「その方の命を誰が守るんですか」

[ 2020年5月18日 16:13 ]

吉村洋文大阪府知事
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 大阪府の吉村洋文知事(44)が18日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演。新型コロナウイルス感染者の治療にあたる医療従事者への不当な差別や偏見について「とんでもない話」と怒りをにじませた。

 これまでの記者会見などで医療従事者に対する不当な差別や偏見をやめてほしいと呼び掛けていた吉村知事は、番組で改めて言及。「医療従事者に対する差別や偏見は、一部の方ですが、いらっしゃいます。でもその方が、コロナにかかって重病重症になった時に誰が看るんですか。あなたの命は誰が守るんですか。これはお医者さんなんですよ」とコメント。

 「お医者さんはワクチンがない中でやっています。家に帰れないお医者さんだっている。自分が感染しているかもしれない、家族にうつしちゃ駄目だと、ホテルと病院を行ったり来たりしている。僕が聞いた話では遺書を書いてコロナの治療の最前線に立ち向かっているお医者さんがいらっしゃる」と最前線で闘う医療従事者の苦労と奮闘ぶりを伝えた。

 「僕たちはそういう中で生かされているのだから、差別とか偏見は本当にとんでもない話です。ぜひともこれは止めてもらいたい」と強く訴えた。

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2020年5月18日のニュース