玉川徹氏、罰則制定に警戒「パチンコ店がスケープゴートに…」

[ 2020年4月28日 09:20 ]

テレビ朝日の社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の玉川徹氏が28日、「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)で、西村康稔経済再生担当相がパチンコ店など休業要請に従わない事例が多発すれば法改正で罰則規定を設ける考えに言及したことについて「パチンコ店がスケープゴートになってきている」と警戒した。

 緊急事態宣言が出ている中で営業を続ける一部パチンコ店について、玉川氏は「パチンコ店の中には補償がないので従業員を飢えさせない、給料を払うために(営業を)続けなければ、と言っているところもあって。確かにそういう風な側面は絶対ありますよね」と指摘。

 一方で、「国民の中に少しモヤモヤとしたものがあるんでしょう。こういう風な(外出自粛が要請されている)ときに(パチンコ店の営業は)必要なんですかって視点で見るとね」とも。

 様ざまな声がある中で、国は「パチンコ店をスケープゴートにして、今までの法律で罰則をなかなか課せられなかったかものを、ある種の突破口にしようとしているんじゃないかということも疑わないといけないと思っているんですよ」と持論を展開。
 
 「法律を改正するという時にパチンコ店のみってやらないですよね、たぶん。(新型コロナウイルスの)感染が流行している時には、店舗に関して営業禁止を命じることができるみたいな法律にして、業種に関しては政令で定めるみたいなことをされたら、あらゆるものが禁止になってしまう」と危惧。「国会の議論をかなり注意深く見て行かないといけないんじゃないかな」と続けた。

 実効性については「罰則をつくるよりも補償した方が休むでしょうね、パチンコ店も。わざと悪意をもって(店を)開けている訳ではないでしょうし」と述べた。

続きを表示

2020年4月28日のニュース