岡田晴恵氏、濃厚接触の定義変更「15分という時間は目安と…」

[ 2020年4月22日 09:36 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授がが22日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス感染症の患者と濃厚接触したと判断される人の定義が変更されたことについて解説した。

 厚生労働省は21日、新型コロナウイルス感染症の患者と濃厚接触したと判断される人の範囲を「症状が出る2日前からの接触」とすると都道府県に通知した。これまでは発症して以降の接触に限られていたが、国立感染症研究所が20日付で定義を変更。感染した人が発症する2日前から1メートル程度の距離でマスクをせずに15分以上会話するなどの接触があれば濃厚接触となる。

 番組では「感染力が高い状態は症状が現れる2~3日前に始まり、0・7日前にピークとなる可能性がある」という香港大学の研究結果を紹介。岡田氏は「(症状が出る)0・7日前がピークになるということ。発症前なので、これはやっかいなウイルスなんですね。“人を見たらコロナと思え”みたいになっちゃうわけですから」とコメントした。

 その上で、濃厚接触の定義変更については「人と会う距離だとか、回数を減らしてくださいだとか、15分という時間は目安ということで考えてください、とお示ししたのかなというふうに理解しました」と意図を解説した。

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