高橋克実 杏の弾き語り動画を聞き政府に皮肉「50年たっても“お上”の立場は変わらない」

[ 2020年4月15日 16:56 ]

高橋克実
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 俳優の高橋克実(59)が15日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)で、女優の杏が34歳の誕生日に公開したギターの弾き語り動画についてコメントした。

 杏は前日14日、所属事務所「トップコート」のスタッフ公式インスタグラムで生歌を公開。カジュアルな服装でアコースティックギターを手に、加川良さん(17年に69歳で死去)が70年に発表したフォークソング「教訓1」をカバー。「自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。利己と利他が循環するように、一人ひとりが今、できることを」とのメッセージを込め、歌で外出自粛を呼び掛けている。

 歌の背景にはベトナム戦争などへの反戦運動があった発表当時を振り返り、高橋は「50年たっても“お上”の立場は変わらないっていうのもね…」と令和の政界を皮肉った。

 さらに新型コロナウイルスへの政府に対応に、「なぜ、スピード感がないんだろうっていうのがね、(50年前の国際情勢への対応と)一緒ですね」と指摘。

 杏が歌う詞の一つ一つを聞きながら、「これだけの危機感を当時も持ってた若者が(いて)。これだけ時間がたっているのにもかかわらず。これ(国難)が終わって失礼しましたでは済まないのだから。できることをスピード感を持ってやって欲しいですね」と危機感をあらわにした。

 安藤優子キャスターも(61)も「幻想を追わないで、最悪の事態を想定して、スピード感を持ってこの戦いにやっぱり勝っていくというのが一番望ましいことなのかな」と同調。

 宮澤智アナウンサー(30)は、杏の歌声から「まず自分の命を守って、それが他人の命を守ることにつながるというのを改めて強く感じることができました」と強調した。

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2020年4月15日のニュース