岡田晴恵教授 疑い患者たらい回しの現状に「とどのつまり、PCR検査をしなさいということ」

[ 2020年4月15日 09:51 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染疑いのため、救急搬送でたらい回しになる事例が増えていることに「PCR検査をしなさいということ」と訴えた。

 岡田教授は「病院側にも言い分はある」と理解を示しつつ、「ですから、コロナ専門病院みたいなものを拡充していく。あと、発熱外来をとにかく頑張るということ。重症化阻止のため、アビガンとかをハイリスク者に早く投与できる仕組みをやらざるを得ない。東京はもう流行しているんじゃないかなという思いがある。フェーズを変える政策を打ち出すことが大事」と指摘した。

 医療現場の「陰性が陽性がわからないから受け入れられない」とする声を取り上げ、「とどのつまり、PCR検査をしなさいということ。陽性が陰性が分からないから対応ができないわけで、もうフェーズは変わって、東京はもう流行しているんじゃないかっていうことを強く想定して、うたがって、対策をしないと病院が壊れてしまいますから。検査をする施設(PCRセンター)は東京では作ってくれていますけど、そういったシステムをもっと増やす。より効率化して、病院が受けられるように、そこをもっとやらないといけない。行政検査を辞めて、クラスターはもういいから。流行中にクラスターを追ったって意味ないですから。そこの業務をおやめいただいて、医療のほうにしていただくのがすごく大事なこと」と訴えた。

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2020年4月15日のニュース