岡田晴恵教授「想定内のこと」 中国調査班トップの「致死率はインフルの20倍」見解に

[ 2020年4月14日 10:57 ]

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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が14日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスに関する中国の調査チームのトップである鍾南山医師が12日までに、新型コロナウイルスが変異し、感染力・致死率が大きく高まっているとの見解を示したことについて解説した。

 番組では、国際的な専門家会議に出席した同医師が「ウイルスは既に遺伝子が変異した。感染力は強まっていて、致死率はインフルエンザの20倍」との見解を示したことを紹介。ウイルスが患者の風下に最大4メートル飛散したことや、床、コンピューターのマウスなどに多くウイルスが見られたことなども分かったという。

 中国の調査チームの研究結果に対し、岡田教授は「そもそも、こういうデータは出ていた」とコメント。致死率がインフルエンザの20倍ということについては「インフルの致死率は0・1%ですから、2%ということ」と説明し、「でもイタリアは10%を超えていますので、医療崩壊すればこれは増減がございます。日本はまだ1%台ですけども。このあたりも想定内のことでございます」と冷静なトーンで話した。

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