渋谷のライブハウス「LOFT HEAVEN」が謝罪 3・20夜公演の出演者が新型コロナウイルス感染

[ 2020年4月1日 21:07 ]

 東京・渋谷のライブハウス「LOFT HEAVEN」(イス席100)は1日、3月20日夜に同所で行われた公演の出演者が新型コロナウイルスに感染したと公式サイトで公表し、謝罪した。現在は保健所の指導の下、休業している。3月前半には大阪のライブハウス(2月中旬の公演)で集団感染「クラスター」が発生していただけに、影響が懸念される。

 公式サイトのスケジュールによると、3月20日は昼公演と夜公演を開催。当初は明示されていなかったが、約4時間後のこの日午後8時すぎに更新された発表によると、3月20日夜(午後6時開演)に行われた「大衆キャバレー・ニューヤナギヤ」の出演者の中から感染者が出た。出演者は柳家睦とラットボーンズ、美広まりな、あやまんJAPANユース・加賀宮桃花、フェッティーズ。

 「LOFT HEAVEN」の公式ツイッターは「店に対しては、3月30日(月)に保健所から連絡を頂き、保健所職員の現地調査とヒアリングを受けました。店当日働いていたスタッフはそれぞれコロナコールセンターに連絡し、受診不要との判断を受けた後、現在自宅待機をしている状況です」と説明した。

 大阪府は3月19日、国内で発生した新型コロナウイルス感染のうち、大阪府内の4つのライブハウスを訪れた人によるクラスターが終息したと発表。感染そのものは終息していないが、ライブ参加者の発症は同12日以降、確認されず。大阪府の吉村洋文知事は「大きなクラスターを制圧できた」との見解を示した。これまでに感染が確認された参加者は16都道府県で計83人に上り、全国で発生したクラスターの中で最大規模。感染者と接触した家族や同僚など数十人も検査で陽性反応が出ていた。

 更新された「LOFT HEAVEN」の発表は以下の通り。

 【重要なお知らせ】3月20日の夜に開催された「大衆キャバレー・ニューヤナギヤ」の出演者の中から新型コロナウイルスの感染者が出たことが判明しました。このような事態になってしまったことを、みなさまに深くお詫び申し上げます。現在、保健所の指導のもと店は休業しております。3/20に参加されたお客様の中で、体調不調を覚える方は、至急、最寄りの帰国者・接触者相談センターにご連絡をお願いします。

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