マスオさん、ジャムおじさん…声優・増岡弘さん逝く 83歳 直腸がんで

[ 2020年3月27日 05:30 ]

増岡弘さん
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 アニメ「サザエさん」(フジテレビ)のフグ田マスオ役を長年担当した声優の増岡弘(ますおか・ひろし)さんが21日午前2時53分、直腸がんのため東京都内の病院で死去した。83歳。さいたま市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻明子(あきこ)さん。故人の遺志でお別れの会は行われない。所属事務所が26日、発表した。

 1978年から2019年まで約40年間マスオ役を担当。「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ)のジャムおじさん役でも知られ、19年に降板するまで約30年間務めた。最後の仕事は今年1月25日に放送された、フジテレビ「ぶらぶらサタデー」の企画「有吉くんの正直さんぽ」のナレーション。事務所などによると、晩年は自宅や病院で療養し、最期は家族に見守られながら亡くなったという。

 増岡さんの後任でマスオ役を担当している田中秀幸(69)は「優しい笑顔、楽しいお話、穏やかなお人柄。全部ずっと覚えています。どうぞ安らかにお眠りください」と追悼。「サザエさん」のスタッフ一同も「カッコいい自慢の夫であり、家族思いの父親であり、気遣い上手な娘婿であり、頼れる義兄でもあるマスオさん。いつも穏やかで優しく、ユーモアにあふれた増岡さんの人柄そのものでした」としのんだ。


 ◆増岡 弘(ますおか・ひろし)1936年(昭11)8月7日生まれ、さいたま市出身。文化学院を卒業後、61年に東京俳優生活協同組合に所属。63年にアニメ「狼少年ケン」で大熊役を務めた後は、主に声優として活躍。「ど根性ガエル」、「ドラゴンボールZ」など数々の人気作に出演。俳優としては68年にNHK大河ドラマ「竜馬がゆく」に出演。18年に第12回声優アワードで功労賞を受賞。趣味は味噌作り、日曜大工。特技は落語。

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