のん、NHK「震災伝承プロジェクト」イメージキャラクターに「東北は私にとって本当に大切な町」

[ 2020年3月25日 14:36 ]

女優のん(撮影・平間至氏)(C)NHK
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 女優のん(26)がNHK仙台放送局の「震災伝承プロジェクト」でイメージキャラクターを務めることが25日、分かった。同局が発表した。

 NHKでは東日本大震災から10年となる2020年度に「あの日、そして明日へ」をキャッチフレーズに、関連番組やイベントなどをネットで展開。仙台放送局の「震災伝承プロジェクト」では「#そういえば…あの日、何をしていましたか?」と題し、2011年3月11日の“あの日”の出来事を思い返すことで、震災の記憶の風化を防ぎ、次の世代に渡していくことを目指す。

 特設サイトやSNSに寄せられる「#そういえば…」のエピソードをwebや番組に展開するとともに、外部団体との連携も見据えた活動に取り組んでいく予定。

 プロジェクトには東北ゆかりの著名人が参加。第1弾として、連続テレビ小説「あまちゃん」に出演した“のん”をイメージキャラクターに起用すると発表した。のんのコメントは以下の通り。

【イメージキャラクター 女優のんコメント】

 あの日、私は東京にいて駅から自宅へ歩いて帰る途中でした。本当に今まで体験したことのないぐらいの揺れで、いったい何が起きてるんだってパニックでした。揺れが収まってから家に帰ってテレビをつけたら、東北が大変なことになっていて、絶句しました。

 あの日以来、私の中では家族への接し方がすごく変わったかなと思います。自分から積極的に連絡をたくさん取るようにして、家族とのつながりを大事にするようになりました。

 東北は私にとって本当に大切な町で、第2の故郷のように思っています。「この世界の片隅に」という映画で学んだことなんですけど、“ちょっとでも笑顔になれる、笑えると力が湧いてきて明日が見えてくる”。その明日のために、ちょっとの笑顔を私も届けられたらなと思っています。

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