「麒麟がくる」本木雅弘 斎藤道三“緑茶毒殺”大反響に驚き「思いもよらなかった」伊右衛門CMと連想

[ 2020年3月7日 16:48 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で大反響を呼んだ“緑茶毒殺”を振り返った本木雅弘
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 NHK「麒麟がくる」(日曜後8・00)に美濃の守護代・斎藤道三役で22年ぶりに大河ドラマ出演、視聴者を恐怖に陥れる“怪演”が反響を呼んでいる俳優の本木雅弘(54)が7日、同局「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)に生出演。特に大きな話題となった第2話「道三の罠(わな)」(1月26日)の“緑茶毒殺”に言及し「皆さんがそれ(自身が出演する緑茶飲料『伊右衛門』のCMと)結び付けるなんて、思いもよらなかったので」と語った。

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを当てる。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第2話のラスト。道三は、娘・帰蝶(川口春奈)の夫で美濃の若き守護・土岐頼純(矢野聖人)が宿敵・織田信秀(高橋克典)と取引し、自身を裏切った証拠をつかみ、抹茶に毒を盛って容赦なく頼純を殺害した。インターネット上には、本木がサントリーの緑茶飲料「伊右衛門」のCMに出演していることと結び付ける視聴者が続出。“緑茶毒殺”などと注目された。

 翌1月27日、「伊右衛門」の公式ツイッター「伊右衛門タイムライン茶屋」は「こころに、お茶を。」のコピーの入った女優の宮沢りえ(46)の画像をアップし「昨晩は、主人が熱演のあまり、皆さまをお騒がせしましたようで、すみません。まずは心を落ち着け、茶などお召し上がりくださりませ。妻より」。ハッシュタグは「サントリーがくる」とシャレが利き、CM側がNHK大河ドラマに対して“異例”の言及。このサントリーの対応も「粋な対応」などと話題を集めた。

 この日は矢野がVTR出演。「あのシーンは確かセット初日だったんです。本木さんと1対1で、シビれますよね。控室でお話をさせていただいた時は自然と和んで、優しいオーラがある方だと思ったんですが、セットに入ってから、何かずっとヘビににらまれているような気持ちになって。(頼純が『わしはそちの言いなりにはならん』と立ち去ろうとすると、道三は『頼純!…様』)何か後ろから刺されたような。言葉なんですが、鋭いものを感じるような、“ザ・マムシ”という感じですよね。本当は恐ろしくて目を外したいわけじゃないですか。ただ、本木さんの場合は、逆に外したら、やられるみたいな感じのイメージでした。何か人間じゃなものを感じます」と振り返った。

 本木も「矢野さんも舞台に出演されていて、度胸のある方。対決している感じが楽しかったです」と回想し、笑顔。司会のハリセンボン・近藤春菜(37)が「しかも、本木さんと言えば、やっぱりお茶のイメージがあるじゃないですか」と水を向けると「皆さんがそれ(『伊右衛門』のCMと)結び付けるなんて、思いもよらなかったので」と驚き。「世間の皆さんがそういうふうに発想していたということも、おもしろくて。SNSでも話題になって、お茶のCMのメーカーさんも逆におもしろい粋な対応をしてくれたり。久しぶりにテレビと世の中のコミュニケーションが凄いクリエーティブな形で見ることができて、うれしかった出来事の1つなんです」と語った。

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2020年3月7日のニュース