玉川徹氏 下船者の生活制限なしに「船内で5日以降、感染がないっていう前提だったらいい。でも…」

[ 2020年2月20日 14:56 ]

テレビ朝日の社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の玉川徹氏が20日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で19日から、ウイルス検査の結果、陰性と確認された乗客らの下船が始まったことに言及した。

 厚労省によると、19日には日本人410人程度を含む443人が下船し帰途に就いた。厚労省は17日までに船内に残る乗客全員について、ウイルス検査のための検体を採取。陰性なら医師らによる健康チェックを受けた上で船から下り、日常生活に戻ることができるとしている。下船した人には、健康状態を2週間チェックし、不要不急の外出を控えることなどを記載した健康カードを配布。下船者専用に開設した相談窓口の電話番号やメールアドレスも明記している。

 玉川氏は、下船した人に事実上、生活制限がないことに「船内で5日以降、感染がないっていう前提だったらいいと思います。でも、それがまだ確実ではないんじゃないですかね」と指摘。そして「最終的に全数検査になりましたけど、全数検査始めたのっていうのはここ2、3日のことですよね。症状がある人と、その濃厚接触者に限って検査をしてたっていうのがずっと続いてました。で、最終的に3000人以上の検査をしましたけど、その中で感染者が621人に最終的に上っているわけですね。その中に無症状の方っていうのが300人以上いる。そうすると無症状の方っていうのは、じゃあいつ感染したんだと」と疑問を投げかけ、「もう2週間くらいたってますから、いわゆる隔離、それぞれの個室管理が行われる前に感染したんだとすると、その300人以上の方ってのはずーっと感染したまま、症状が出ないって人が300人以上いるのかと。これはこの後、発症するってことになると、やっぱり5日から昨日までの間のどこかで感染したっていうふうな疑いが拭えなくなる」と話した。

続きを表示

2020年2月20日のニュース