関水渚にスポニチグランプリ新人賞 演技に夢中「生きる活力」

[ 2020年2月14日 05:30 ]

2019年(第74回)毎日映画コンクール表彰式 ( 2020年2月13日 )

関水渚はブロンズ像を手に笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 スポニチグランプリ新人賞の関水渚(21)は「この場所に立ててうれしく思います」と語ると、大きな笑顔で喜びを表現した。

 デビュー作ながら主演した「町田くんの世界」(石井裕也監督)の演技が評価され、主要映画賞の新人賞を総なめにした。「この映画がなければ、お芝居の楽しさや素晴らしさを知ることがなかった」としみじみ。まさに人生の転機となる作品となった。

 1000人が参加したオーディションで勝ち取った主役の座。この日は北島直明プロデューサーが「オーディションで芝居ができなくて泣いちゃった」と秘話を明かした。関水は「どうしてもやりたいと思ったら緊張しちゃって…」と照れ笑いした。ただ、辛抱強く待って演技を見た石井監督によってヒロインに抜てきされた。撮影3カ月前から必死にリハーサルに取り組み、いまや芝居のとりこになった。

 「(演技は)生きる活力。これがないと私、生きていけないんです」。女優業に対する思いは熱い。目標は「息の長い女優」。映画界に欠かせない女優になってほしい。 

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