ピエール瀧 早すぎる仕事復帰 執行猶予中 伴う再犯のリスク

[ 2020年2月9日 12:15 ]

ピエール瀧
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 【芸能 覆面座談会】2020年の芸能界も衝撃ニュースで幕を開けました。おしどり夫婦の代表格だった東出昌大(32)と杏(33)の離婚危機が発覚。東出と唐田えりか(22)の3年にわたる不倫も明らかになりました。世間を騒がせたニュースの舞台裏に、おなじみの覆面メンバーが迫ります。

 ワイドデスク 昨年3月にコカイン事件で逮捕されたピエール瀧の早期復帰報道には驚いたね。スポニチのスクープだった。

 スポニチ本紙デスク 前作に出演していたネットフリックスのドラマ「全裸監督」のシーズン2で復帰と言われてきたけど、別の映画の話があると聞いて取材を進めていたんだ。その作品が「ゾッキ」だと分かると、台本にもその通りに名前が入っていた。撮影日程も決まっていたので報じることになったんだよ。

 週刊誌記者 ピエールがカフェで打ち合わせする姿が報じられるなど、最近は復帰間近と報じられてきた。映画のキャスティングは昨日今日で決まるものではないから、着々と進めてきたという印象を受けたね。

 リポーター 「ゾッキ」は竹中直人、山田孝之、斎藤工と俳優3人が監督を務める異色の作品。クランクインしたばかりで、ピエールの撮影は今月下旬の予定だって。どんな表情で演技の現場に戻るのか注目ですね。

 ワイドデスク それにしても早い復帰だね。ピエールは昨年6月に懲役1年6月、執行猶予3年の刑が確定した。芸能界の薬物事件では、執行猶予が明けるのを待って仕事復帰するケースが多かった。猶予期間が2年以上も残っている中での復帰はレアケースだ。

 本紙デスク 早期復帰に対するSNSでの反応も賛否両論だった。「芸能界は甘い」という厳しい声もあれば、「仕事があるならした方がいい」という声もあった。「早期復帰はいいけど、再犯の恐れはないのか」と心配する声も上がった。

 リポーター 裁判では、薬物の依存症ではないものの常習性があると指摘された。本人も逮捕後に「20代の頃から使っていた」と供述している。薬物事案は再犯率が高いことがハッキリしているから、この起用はリスクを伴うものと言えるよね。

 本紙デスク ただ、逮捕後にドラマや映画の撮り直しなどで多額の賠償金が発生しているから、お金を稼ぐ必要があるのも事実。一方で「役者業のストレス」で薬に手を出したと話していたから心配な部分もある。

 ワイドデスク 事件後には出演シーンをカットせずに公開した映画もあったし、「作品に罪はない」という考え方も浸透してきた。こうした変化の流れをつくったのもピエールだ。

 週刊誌記者 だけど、執行猶予中に再び事件を起こしたら、大きな議論を呼ぶことは間違いない。個人的には大丈夫だろうと思っているけど、注視していく必要があるね。

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2020年2月9日のニュース