八代英輝氏 首相の「募ったが募集していない」に「国民の目は厳しい」

[ 2020年1月29日 11:36 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(55)が29日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。安倍晋三首相が28日の衆院予算委員会で首相主催の「桜を見る会」への参加者を巡り、野党議員の質問に「募ったが募集していない」という趣旨の答弁をしたことに言及した。

 共産党の宮本徹氏が、首相の地元事務所名で桜を見る会を含む観光ツアーへの参加を募る文書が後援者に送られていた問題を取り上げ「募集していることをいつから知っていたのか」とただした。これに対し首相は「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と説明。宮本氏はあきれ顔で「“募る”は“募集する”と同じ。募集の“募”は“募る”という字なんですよ」と指摘すると、首相は「ふさわしい方を募っているという認識があった。例えば新聞に広告を出して“どうぞ”ということではないんだろうと思った」と苦しい釈明をした。

 八代氏は「地元との距離感がありますから、もう桜を見る会っていうのは時代的な役割を終えたんではないかと思うのと、少なくとも各界の功績のある方を招待するという形の会を残すとしても、地元の人を呼んではダメだろうと思う。国民の目は厳しいっていうのは十分伝わっていると思う」と話した。

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2020年1月29日のニュース