村井国夫、涙…途中降板の舞台で演劇賞受賞「この賞を口実に再演を」

[ 2020年1月28日 17:39 ]

「第54回 紀伊國屋演劇賞」贈呈式で個人賞を受賞し、スピーチで涙を浮かべる村井国夫
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 俳優の村井国夫(75)が紀伊國屋書店が主催する「第54回 紀伊國屋演劇賞」で個人賞を受賞し、28日に都内で行われた贈呈式に、同じく個人賞を受賞した女優の広瀬すず(21)らと出席した。

 村井は主演した、劇団桟敷童子公演「獣唄」(東京・すみだパークスタジオ倉)における“梁瀬繁蔵”の演技に対して受賞。村井は昨年12月、軽度の心筋梗塞を発症し、上演中だった同作を途中降板。同3日の初日から7日まで村井が舞台に立ったが、それ以降は代役を立てて上演された。村井は続く舞台「黄昏」も降板し、治療に専念。今月16日に、ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の製作発表記者会見に参加して仕事復帰した。

 村井は「この賞はとてもうれしい賞でございます。今まで54年間、まったく縁もなかったですけど、いただけるものならいただきたいと思っておりました。大好きな、大好きな、桟敷童子のみんなと一緒にもらえたことは本当に喜びもひとしおでございます」と目に涙を浮かべ、声を震わせた。

 念願かなっての同劇団の作品への出演だったことを明かし、「5日間やりましたところで、心筋梗塞という不摂生な病気になりまして。手術をやむなくしまして、降板をせざるをえなくなって、大変なご迷惑をおかけしました。大変申し訳ない」と謝罪しつつ、「私も命拾いして、元気にしておりますので、この賞を口実に絶対に再演をしていただきたい。僕は6回しかやってないんですよ。6回だけなんですよ!」と再演を訴えた。

 俳優デビューとなった昭和41年にスタートした賞であることにも触れ、「よく54年も頑張ってきたなと」としみじみ。「54年で初めてもらう紀伊国屋演劇賞。この中に僕は初舞台でもらった人がいる。54年かかったのに、初舞台でもらった…これも才能の差だと思う」と広瀬の初舞台での受賞という快挙に恨み節で笑わせる場面もあった。

 村井も出演した「獣唄」や「骨ノ憂鬱」を上演した劇団桟敷童子は団体賞もダブルで受賞している。

 同賞は毎年東京で上演された、優れた演劇公演を対象に贈られるもの。団体賞受賞者には賞状と賞金200万円、個人賞受賞者には賞状と賞金50万円が贈呈される。

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