NHK、AI美空ひばりは「視聴者の声にお応えした」 AIはまだ過渡期…「つくりながら考えていく」

[ 2020年1月22日 16:55 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
Photo By スポニチ

 NHKは22日、木田幸紀放送総局長の定例会見で、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」に登場した「AI美空ひばり」に賛否の声があることについて回答した。

 「AIを使った一種の創造作業は世界中で行われている。まだまだ過渡期だろうなと思いますので、さまざまな意見があることを承知しておりますし、検討して、これからどういったものを、どういう形で、つくりながら考えていく」と述べた。

 「AI美空ひばり」は昭和の国民的歌姫の没後30年の節目に、人工知能技術で開発。階段セット上のLEDスクリーンに白いドレスをまとったひばりさんが登場し、新曲「あれから」を歌った。企画からの過程は、紅白よりも前に「NHKスペシャル」で特集した。

 NHK側は「”NHKスペシャル”では、よみがえらせること自体どうなのか悩みながら描いているんです。必ずしもAIで人をよみがえらすことが必ずしも善だとしているわけでは決してなかったはずだと思います」と強調。

 NHK幹部は、紅白については「“Nスぺ”のように過程を紹介したわけではない」と断った上で、「生歌というか、国民的な歌手といわれた美空ひばりさんが、よみがえって欲しいという、もう一度聞きたいという視聴者の、ファンのみなさんの声にお応えする形」と説明。「過去の歌を歌うものであればVTRのままですから、本当に今、そこにいらっしゃるようだという風によみがえって欲しい思いを実現した」と賛成派に向けて放送したという。

 賛否の意見があり、事前に映像を見たビートたけし(72)は「なんか感動したね。美空さんの歌の最高傑作と思ってしまうくらいいい歌だね」とコメント。

 一方で、シンガー・ソングライターの山下達郎(66)は今月19日のTOKYO FM「山下達郎のサンデー・ソングブック」で、「単刀直入にお聞きします。昨年の紅白、AI美空ひばりはどう思われますか?私としては技術としてはあり、かもしれませんが、歌番組の出演、CDの発売は絶対に否と考えます。AI大滝詠一とかAI山下達郎なんて聴きたくありません」という質問に対し山下は「ごもっともでございます。一言で申し上げると、冒とくです」と語った。

続きを表示

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2020年1月22日のニュース