藤井聡太七段 朝日杯3連覇へあと2 元王位菅井七段、元王座斎藤七段を連破

[ 2020年1月19日 17:36 ]

名古屋市内指された朝日杯将棋オープン戦の本戦1回戦、準々決勝を勝ち、会見する藤井聡太七段
Photo By スポニチ

 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が19日、名古屋市内で指された朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦、準々決勝を連勝。3連覇へのマジックを「2」とした。

 予選免除でこの日からの参戦となったが、地元での公開対局に殺到した370人の熱い視線を感じながら、高い集中力を発揮。午前中に元王位の菅井竜也七段(27)、午後は前王座の斎藤慎太郎七段(26)というタイトル獲得経験者2人に快勝し、終局後は寒い中を駆けつけてくれた愛知のファンに向けて、「観戦いただきありがとうございました」と感謝した。

 勝因に「2局とも粘り強く指すことができた」ことを挙げたが、相手はともに過去の対戦成績が1勝2敗と苦手にしてきた難敵。「今はコンディション良く、対局に臨めている」という心技体の充実も背景にあるのだろう。終局後の表情には自信がみなぎっていた。

 「昨年はタイトル挑戦にあと一歩でした。今年は実力をつけて、そこに手が届くようにしたい」と新年の抱負も語った藤井。来月11日に都内で千田翔太七段(25)と準決勝を行い、勝てば同日の決勝にV3と賞金750万円をかけて臨む。今の状態なら可能性はかなり高そうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月19日のニュース