「情熱大陸」芝野虎丸二冠にスポット　勝負師の顔とは違う20歳の青年の素朴なプライベートが明かされる

MBSテレビ「情熱大陸」に登場する囲碁棋士・芝野虎丸二冠
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　MBS・TBSテレビ系「情熱大陸」（日曜後11・00）の12日放送は名人、王座を獲得するなど史上初の偉業を連発する囲碁棋士・芝野虎丸二冠（20）にスポットを当てる。

　2019年10月、まだ19歳の少年が「名人」のタイトルを奪取して、囲碁界が騒然となった。芝野虎丸八段。AIを駆使し実力の向上をはかる“AI世代”と呼ばれる囲碁の新世代の筆頭だ。囲碁の7大タイトルのうち、名人は上から2番目。格式高いタイトルを10代で獲得し、最年少記録を樹立。さらに、続く7大タイトルの王座戦では、一昨年、国民栄誉賞を獲得し、今の日本囲碁界でも最強と言われる井山裕太三冠（30）と激突。名前にある「虎」のように眼光鋭く、盤上では常に一進一退の攻防を繰り広げ、11月29日に3勝1敗で井山三冠を下し、2つ目のタイトル「王座」を獲得した。

　しかし、一度対局から離れると鋭い眼差しとオーラは消え、優しい青年の表情へ一変。自分のことを「引きこもり」と言うが、自宅では携帯に触れず、ゲームもせずに、ひたすらAIと囲碁を打つ。今後の目標について「囲碁と別にやりたいことが見つかれば、明日にでも囲碁は辞めてもいい」と答えた。これが新世代の特色か。「名人」獲得を機にメディアの注目を集めるようになった芝野。最年少記録を樹立した王座戦の舞台裏、強さの秘密、勝負師の顔とは違う20歳の青年の素朴なプライベートが明かされる。