福山雅治&香川照之 カマキリ求愛寸劇に“擬態からの役者論”「生きものすごいぜ」第2弾は福山も被り物?

[ 2020年1月2日 08:00 ]

2日放送の総合テレビ「福山雅治×香川照之の生きものすごいぜ!」で共演する福山雅治(左)と香川照之(C)NHK
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 2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で共演した歌手の福山雅治(50)と俳優の香川照之(54)が2日放送のNHK総合「福山雅治×香川照之の生きものすごいぜ!」(後9・00~9・59)で再びタッグ。生物や自然について大いに語り合う。制作統括の石井太郎チーフプロデューサー(CP)が2人の固い絆、見どころを語った。

 福山はNHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園」シリーズで貴重な環境や生物が残る世界中の地域を足掛け10年、訪ね歩いてきた。昆虫好きで知られる香川はEテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」のカマキリ先生が子どもたちから絶大な人気を誇っている。

 「龍馬伝」は福山が坂本龍馬、香川が岩崎弥太郎を熱演。昨年4月期のTBS日曜劇場「集団左遷!!」は9年ぶりのタッグとなり、支店長役の福山を副支店長役の香川がサポートした。

 今回の収録を終えた香川は「福山さんが『龍馬伝』の時も、19年にご一緒した他局のドラマ(『集団左遷!!』)の時もそうですけど、ドラマの収録が終わった後に必ず壮大な海外ロケに行かれていたんですよね。今回『ホットスポット』のVTRを見て『ああ、こういうことだったんだな』と改めて確認させてもらって、これだけ自然を近くで見られていたんだなというのは羨ましいですし、とても素晴らしいことだったんだな、凄いなと思いましたね」と“盟友”を称賛。

 福山は「19年は香川さんとは他局のドラマ(『集団左遷!!』)でご一緒させていただいたんですが、ロケ先でスタッフの皆さんが昆虫を見つけると、必ず香川さんのところに見せに来て『先生!この昆虫は何でしょう?』と(笑)。そんな場面が多々ありました」と“秘話”を明かし「そして『生きものが生きる』って、どういうことなんだろう?という根源的な問い掛けが、香川さんの中では昆虫にせよボクシングにせよ、すべてがつながっていらっしゃるんだということを、いろいろお話しさせていただく中で感じていました。今日の収録では、その根源的なテーマを表現することができたと思います」と手応え。「もし『生きものすごいぜ!』の第2弾が企画されてロケに行く時は、僕もカマキリ先生のように何か被り物がしたいです!」とシリーズ化を期待した。

 石井CPによると、「ホットスポット」の担当ディレクターが「昆虫すごいぜ!」を目にして「『龍馬伝』で強烈なイメージを残したお二人が共に自然が大好きということを知り、お二人が対談したら絶対に面白い!」と思い付いたのが今回の企画の始まり。「お二人とも、お相手が香川さんだったら、福山さんだったらということでご快諾いただき」実現した。

 2人とも訪れたことがある昆虫王国・コスタリカで出会ったチョウやコガネムシ、カブトムシなどの“虫談議”は特に白熱。「すごい求愛」を紹介するコーナーになると、カエルや有袋類など一風変わった生存戦略を持つ生物の“生きざま”を、人間界の話も織り込みながら語り合い「生きものの“擬態”の話から、ある役になり切る“役者”という仕事にまで話が膨らみ、思いがけず“役者論”の話につながったり…お二人のとどまることのないトークにスタジオは大いに盛り上がりました」

 さらに「お二人とも、まさに少年そのもので、見ているこちらも一緒になってワクワクしたり、笑ったり、とにかく楽しい収録でした。スタジオで香川さんが求愛するオスカマキリになって立ち上がると、すかさず福山さんも立ち上がり、メスカマキリのポーズを取って寸劇が始まる。自然と息の合ったコンビプレーに、お二人の仲の良さを感じました」と“アドリブ”も飛び出した収録を振り返り、2人の“盟友ぶり”を証言した。

 第2弾については「まだ全く分かりませんが」としながらも「お二人のスケジュールとチャンスがあれば是非」と前向きに語っている。  

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